コンドームでも防げない性病 <セックスで感染する病気>

コンドームでも防げない性病

コンドームは性病の予防にとても有効です。

しかし、本来は避妊のための道具で、性病を防ぐためにつくられたわけではありません。

コンドームでは予防しきれない性病も存在します。

このページではコンドームを使ったセックス(性器結合)でも感染することがある性病について解説します。

 >> 検査キットの値段比較表(保存版)star


コンドームと性病

コンドームは大事だよ

コンドームは避妊具の一つですが、性病の予防にも極めて有効です。正しく装着して性行為を行えばかなりの感染を予防できます。

逆に、コンドームを使わないセックスではあらゆる性病に感染する可能性があります。

特定のパートナー以外との性行為では特にコンドームが大切です。

それでも、コンドームでもすべての性病を予防できるわけではありません。相手の体に触れることで感染するような病原体も存在するからです。

梅毒

コンドームでは防ぎきれない

梅毒は全身に様々な症状がでる性病です。

特に皮膚にでる症状に特徴があり、バラ疹という赤い斑点や小豆くらいの大きさのブツブツ(丘疹)などの症状がでます。

原因となる病原体は梅毒トレポネーマという菌です。

感染者の体液や皮膚にできる梅毒病変に多く存在していて、相手の皮膚や粘膜の小さな傷から入り込んで感染します。

感染力も非常に強いため、キスやオーラルセックスでも感染することがあります。

また、扁平コンジローマや硬性下疳と呼ばれる梅毒病変は特に感染力が強く、触っただけで手などにも感染することもあります。

梅毒はペニスや膣の中に病変ができることが多いため、コンドームは非常に有効です。

ただ、病変は体のどこにでもできるため、コンドームでも完全に予防することはできません。

性器ヘルペス

感染力がとても強いよ

性器ヘルペスは性器に水ぶくれができる性病です。

水ぶくれはしばらくすると破れてただれになり、ヒリヒリとした痛みやかゆみ、排尿時の痛みなどの症状がでます。

原因は単純ヘルペスウイルスというウイルスです。

性器周辺の小さな傷や炎症部分から入り込み感染します。

症状の出ていない人からはほとんど感染しませんが、感染力はとても強く発症している人からはとても感染しやすいです。

ウイルスは精液や膣分泌物などの体液に含まれていますが、特に水ぶくれにはウイルスが大量に含まれていて、触るだけで感染することもあります。

性器ヘルペスの予防にはコンドームは有効です。膣の中やペニスに気付かないような小さな症状があらわれることも多いからです。

しかし、ペニスの根元や女性器の外側など、コンドームでは覆いきれない部分に水ぶくれができることも多く、完全に予防できるわけではありません。

また、性器ヘルペスの症状がでていないときでもウイルスが体外に出てくることがあり、わずかですが症状のでていない人からも感染する可能性があります。

尖圭コンジローマ

触ると感染するよ

尖圭コンジローマは性器にできる独特の形をしたイボです。

カリフラワー、ニワトリのトサカのような形をしていることが多いですが個人差があります。

原因はヒトパピローマウイルスというウイルスです。

皮膚や粘膜の表面の小さな傷から細胞の中に入り込んで感染した後、3ヶ月くらいの長い潜伏期間を経て発症します。

ヒトパピローマウイルス自体は性器周辺の皮膚や粘膜を好んで感染するウイルスです。相手の皮膚・粘膜に触れることで感染すると考えられます。

予防にはコンドームが有効で、ある程度は尖圭コンジローマを防ぐことが可能です。

しかし、ヒトパピローマウイルスはイボのない普通の皮膚や粘膜にいることもあり、完全に予防することはできません。

B型肝炎

コンドームで予防が可能

B型肝炎はウイルスが原因の肝炎です。

感染してしばらくすると、発熱やだるさなどを伴う急性肝炎を発症することがあります。

原因となるウイルスは主に血液や精液・膣分泌液に含まれているので、コンドームを使わないセックスだと感染することがあります。

逆に、コンドームを使えばかなりの予防効果が期待できます。

ただ、B型肝炎は非常に感染力の強いウイルスです。

HIV(エイズウイルス)とは感染経路がほぼ同じですが、HIVの100倍くらいの感染力があり、血液中のウイルス量だけならHIVの1万倍くらい多く含まれています。

直接血管にB型肝炎ウイルスを入れた場合の実験では、1億倍に薄めた血液でも感染させるだけの力がありました。

輸血をされても感染しないことがあるのほど感染力が弱いHIVとは対照的です。

コンドームでは防げない部分の小さな傷口からでも、体液に含まれたウイルスが侵入して感染するようなことも考えられます。

毛じらみ

コンドームは効果がないよ

毛じらみは性器周辺の陰毛に感染する1mmくらいの小さな虫です。

感染して1ヶ月ぐらいすると激しいかゆみがあらわれるようになります。

感染経路はほとんどすべてが性行為です。

性行為の際に陰部同士が接触し、毛じらみが相手の毛に乗り移ることが原因です。

ただ、毛じらみは毛にしがみついてじっとしているだけで、自力で動くのがあまり得意な虫ではありません。

ほとんど動かないので、感染者と直接接触しなければ感染することはありません。

また、人から離れると数日で死んでしまい、タオルや布団などを通して感染することもほとんど無いです。

そして、コンドームはペニスしか覆うことができないため、コンドームには毛じらみに対する予防効果は全くありません。

子宮頸がん

誰でも感染するウイルス

子宮頸がんの原因は尖圭コンジローマと同じくヒトパピローマウイルスです。

ただ、尖圭コンジローマを引きおこすものとはウイルスの遺伝子型が異なっています。

このウイルスが女性の膣の奥にある子宮頸部(子宮の入り口)に感染すると、非常に長い潜伏期間を経てがん化することがあります。

発症しても初期ではほとんど症状がでることはありませんが、たまに不正出血がみられることがあります。

コンドームはヒトパピローマウイルス感染に予防効果があり、感染する確率が下がることがわかっています。

ただ、原因となるヒトパピローマウイルスは、コンドームで守ることのできるペニスや膣の中以外の場所にいることも多く、完全に予防することはできません。

また、子宮頸がんの原因となるヒトパピローマウイルスは性行為を行う女性であれば、誰でも一度は感染するようなウイルスです。

感染することを心配する必要はあまりなく、子宮頸がん検診を受けることで予防ができます。

疥癬

老人介護施設で多い病気

疥癬(かいせん)は皮膚に感染するヒゼンダニが原因の皮膚病です。

感染すると全身に赤いブツブツができて激しいかゆみがでるようになります。

感染者の肌に直接触れると感染することがありますが、感染力はとても弱く、感染者の肌に少し触れたくらいでは普通は感染しません。

感染するためには肌と肌がかなり長い時間接触していることが必要です。

また、疥癬は実際には老人介護施設や病院で感染することが多い病気で、介護や看護を通じて感染することが多いです。

性行為で感染する人もたまにいますがあまり多くはありません。

そして、全身に症状があらわれる病気であるため、コンドームには疥癬を予防する効果はありません。

水いぼ

子どもの病気だよ

水いぼは全身にできるドーム状の小さなイボです。

中に水が入っているように見えるので水いぼと呼ばれています。

原因は伝染性軟属腫ウイルスというウイルスで、水いぼ患者の肌に触れると感染することがあります。

ただ、水いぼは基本的には幼児の病気なので大人が感染することは少ないです。

たまに幼児の母親や保育士さんに感染する人がいるくらいです。

性感染症の一つではありますが、実際には性行為で感染する人はあまり多くはありません。

また、水いぼは全身にできる皮膚病であるためコンドームでは予防できません。

いんきんたむし

性行為での感染は少ない

いんきんたむしは水虫が股間にうつったものです。

地図のように大きな発疹が股間から太ももに広がりとてもかゆくなります。

原因は水虫菌(白癬菌)なので、自分の足の水虫が原因で感染することがほとんどで、女性がなることは少ないです。

また、性行為で人から感染することもあまりありませし、コンドームにも予防する効果はありません。

性病検査キット

自分で検査できるよ

性病検査キットを使うと、自宅で性病検査をすることもできます。

ただ、検査キットは誰にでもオススメできるわけではありません。そのまま病院へいったほうがいい場合もあります。

そして、検査キットにはメリットやデメリットもあります。

性病検査キットの良い点・悪い点のページでは、これらの点について解説していますので、そちらを参考にしてください。

 >> 性病検査キットの良い点・悪い点

コメントは受け付けていません。

サブコンテンツ

このページの先頭へ