アナルセックスと性病 <肛門性交で感染する病気>

アナルセックスで感染する病気

アナルセックスは肛門を使った性行為です。

ただ、直腸の粘膜は弱くて傷つきやすく、ペニスを動かすことで簡単に出血してしまいます。

コンドームを使わない生のアナルセックスは非常に性病に感染しやすい行為といえます。

このページではコンドームを使わないアナルセックスで感染する性病について解説します。

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HIV/エイズ

エイズは体の免疫力が低下する病気です。

挿入される側

アナルセックスでは直腸の粘膜が傷つきやすいです。

傷ついた粘膜からは精液や先走り液に含まれたHIV(エイズウイルス)が侵入します。

直腸の粘膜はウイルスなどを防御する効果が弱いため、簡単に感染してしまう可能性があります。

直腸の中で射精が行われた場合は特に感染しやすいです。

挿入する側

直腸からの出血はペニスに付着しますが、ペニスの包皮の部分にはHIVが特に感染しやすい細胞が存在しています。

このため、ピストン運動などで包皮に傷が付けば、そこからHIVに感染してしまう可能性があります。

感染しやすい

本来は感染力の非常に弱いHIVですが、アナルセックスでは感染する確率がかなり上がってしまいます。

男性同性愛者(ゲイ)の場合はHIV感染者数も非常に多いため、特に気をつけたほうがいいでしょう。

B型肝炎・C型肝炎

B型肝炎・C型肝炎はウイルスが原因の肝炎です。

感染してしばらくすると、発熱やだるさなどを伴う急性肝炎を発症することがあります。

さらにウイルスが体から消えない場合には慢性肝炎を発症し、肝硬変や肝臓がんの原因になることもあります。

B型肝炎

B型肝炎の原因はウイルスです。主に血液や先走り液・精液などの体液に含まれています。

挿入される側ではHIVと同じく、精液に含まれたウイルスが直腸の傷から入り込んで感染します。

挿入する側では、直腸から出血がペニスに付着し、そこに含まれたウイルスがペニス表面の傷や炎症から入り込んで感染します。

B型肝炎の場合はHIVに比べて100倍も感染力が強いため、HIV以上に注意が必要な病気といえるかもしれません。

C型肝炎

C型肝炎の場合はB型肝炎とは逆に感染力が弱く、性行為で感染することはほとんどありません。

しかし、一部の男性同性愛者はC型肝炎の感染割合が高いため、アナルセックスなどで感染している人もまれにいると考えられます。

コンドームを使わないアナルセックスでは、B型肝炎と同様にC型肝炎にも注意したほうがいいのかもしれません。

コンドーム

コンドームはB型肝炎、C型肝炎の予防には非常に有効です。

アナルセックスでの感染はほぼ完全に予防できます。

ただ、B型肝炎の場合は感染力が非常に強いため、アナルセックスではコンドームを使っていても、他の行為で感染してしまうことも考えられます。

梅毒

梅毒は梅毒トレポネーマが原因の性病です。

感染すると皮膚にさまざまな発疹やできものができるようになり、体中が菌に侵されていきます。

挿入する側

直腸の出血や肛門や直腸にできた梅毒の病変や血液などの体液から梅毒に感染します。

特に直腸の中の梅毒の病変は気付くことができないため、ペニスを挿入する側は梅毒に非常に感染しやすいといえます。

挿入される側

ペニス周辺にあらわれた梅毒の病変や精子などの体液から感染します。

ただ、ペニスにできる梅毒の病変はわかりやすいので、挿入する前に気付きやすいです。

ゲイに多い性病

梅毒は男性同性愛者(ゲイ)に特に多く、HIVと同じように注意すべき性病の一つといえます。

コンドームは梅毒の予防にもとても有効です。

ただ、梅毒は非常に感染力が強く、梅毒病変に触れただけで感染することもあります。

コンドームを使っても防ぎきれるわけではありません。

尖圭コンジローマ

尖圭コンジローマは独特な形をしたイボです。

カリフラワーや鶏のトサカのようなを形をしています。

原因はヒトパピローマウイルスというウイルスで、相手の皮膚や粘膜に接触することで感染します。

挿入する側

尖圭コンジローマは性器周辺にできることが多いですが、アナルセックスを行う人では肛門や直腸にできることもよくあります。

そして、そのような肛門周辺にイボのある人とアナルセックスを行うと感染することがあります。

特に直腸の尖圭コンジローマは発見することがは難しいため、イボに気付かずにアナルセックスを行って感染することもあります。

挿入される側

尖圭コンジローマはペニスによくみられるイボなので、アナルセックスで肛門周辺に感染することがあります。

ただ、ペニスにできるイボはわかりやすいため、挿入されるまえに気付きやすいです。

無症状の人からも感染

尖圭コンジローマの原因はウイルスですが、ウイルスに感染してもイボができないことのほうが多いです。

このため、症状がない人でもウイルスをもっていることも多く、イボのない人からでも感染することがあります。

コンドームは予防には有効です。

ただ、ウイルスはどこにでもいる可能性があるため、完全に予防できるわけではありません。

性器ヘルペス

性器ヘルペスは性器周辺に水ぶくれ・ただれができる病気です。

ヒリヒリとした痛みやかゆみ、排尿時の痛みなどの症状がでます。

挿入する側

肛門に性器ヘルペスの症状がでている人とアナルセックス行うと、ペニスにヘルペスのウイルスが感染する可能性があります。

ただ、性器ヘルペス自体は性器にでることは多いのですが、肛門に症状がでる人は少ないです。

挿入される側

ペニスに症状がでている場合には肛門周辺への感染も考えられます。

ただ、挿入する側でも書いたように、肛門に性器ヘルペスの症状がでる人はまれです。

感染力が強い

コンドームは性器ヘルペスの予防にはかなり有効です。

ペニスや直腸に症状がでているような場合にはかなりの予防効果が期待できます。

しかし、ヘルペスウイルスは触るだけで感染することもあるほど感染力が強いので、完全に予防することはできません。

クラミジア・淋病

挿入される側

尿道にいる淋菌やクラミジアが直腸に感染して炎症をおこすことがあります。

便に血や膿が混じったり、下痢や腹痛などの症状を起こすこともありますが、ほとんどは無症状で気付くことはあまりありません。

挿入する側

直腸にいる淋菌・クラミジアが尿道に感染して尿道炎をひきおこすこともあります。

淋菌による尿道炎(淋病)では、激しい排尿痛や膿など明らかな症状がでることが多いです。

これに対してクラミジアによる尿道炎では、症状は軽いことがほとんどです。

コンドームが有効

淋菌・クラミジアの場合は尿道を通して感染するので、コンドームを使用すれば感染はほぼ防げます。

雑菌性尿道炎

いろんな菌が原因の尿道炎だよ

雑菌性尿道炎はクラミジア・淋菌以外が原因の尿道炎です。

腸には大腸菌などの菌がたくさんいるため、尿道に入り込んで雑菌性尿道炎になることもあります。

予防にはコンドームが有効です。

カンジダ

包茎の人がなりやすい

カンジダ性の亀頭包皮炎はペニスが赤くなったり、白いカスが付着してかゆくなる病気です。

病原体であるカンジダは腸にもいる菌なので、アナルセックスが原因で亀頭包皮炎になるような人もたまにいると思われます。

ペニスを覆うことができるコンドームは予防には有効です。

成人T細胞白血病

感染者数はとても多い

成人T細胞白血病はHTLV-1というウイルスが原因の白血病です。

HTLV-1は男性の精子にも含まれているため、アナルセックスで傷ついた直腸の粘膜から感染することもあると思われます。

逆に、直腸からの出血があると、血液に含まれたHTLV-1がペニスに付着して感染する可能性もあります。

コンドームを使えば予防が可能です。

ただ、大人になってからHTLV-1に感染した場合は、成人T細胞白血病を発症することはほとんどないといわれています。

アメーバ赤痢・A型肝炎

ゲイの人に多いよ

アメーバ赤痢は赤痢アメーバが原因の病気です。

下痢に血が混ざる、原因不明の下痢がずっと続く、出るものがないのにトイレに何度も行きたくなる、などの症状がでます。

A型肝炎はウイルス性肝炎の一つです。

感染すると急性肝炎を発症することがあり、風邪のような症状の後に黄疸(白目や皮膚が黄色くなる)の症状がみられることがあります。

この赤痢アメーバとA型肝炎ウイルスは感染者の糞便に含まれていて、主に不衛生な調理・汚染された食べ物などが原因で感染しますが、性行為で感染することもあります。

アナルセックスでも、行為のどこかでキスやフェラチオなどを行えば、病原体が口から侵入してしまうことも考えられます。

どちらも国内の感染者はあまり多くはないですが、男性同性愛者(ゲイ)ではたまにみられるので注意する必要があるでしょう。

性病検査キット

自分で検査できるよ

性病検査キットを使うと、自宅で性病検査をすることもできます。

ただ、検査キットは誰にでもオススメできるわけではありません。そのまま病院へいったほうがいい場合もあります。

そして、検査キットにはメリットやデメリットもあります。

性病検査キットの良い点・悪い点のページでは、これらの点について解説していますので、そちらを参考にしてください。

 >> 性病検査キットの良い点・悪い点

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