性病の潜伏期間と症状(一覧表)

潜伏期間はいろいろだよ

性病にはいろんな種類があり、潜伏期間も様々です。

このページではそれぞれの性病の潜伏期間とその症状について解説します。

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潜伏期間とは

はっきりしないことも多いよ

潜伏期間は細菌やウイルスなどの病原体に感染してから、実際に症状が出るまでの期間です。

しかし、性病(性感染症)では病気の種類によっては症状がでなかったり、症状がはっきりしないものもあります。

このため、はっきりと潜伏期間がどのくらいといえないことも多いです。

潜伏期間の一覧表

男性

主な症状潜伏期間
クラミジア尿道の分泌物
尿道の違和感
1~3週間
淋病尿道から膿
排尿時の痛み
2~4日
雑菌性尿道炎尿道の分泌物
尿道の違和感
2日~5週間
トリコモナスほとんど無症状
軽い尿道炎
数日から数週間
カンジダ性亀頭包皮炎白いカス
かゆみ
1~7日

女性

主な症状潜伏期間
クラミジアオリモノの異常
不正出血
1~3週間
淋菌感染症(淋病)オリモノの異常
不正出血
1~3週間
トリコモナス泡だったオリモノ
オリモノの悪臭
数日から1ヶ月
カンジダ膣炎粥状のオリモノ
かゆみ
1~7日
細菌性膣炎灰白色のオリモノ
オリモノの悪臭
不明

男女共通

主な症状潜伏期間
喉のクラミジア・淋病喉の痛み
風邪のような症状
数日~
性器ヘルペス性器周辺の痛み
太もも付け根の腫れ
発熱
2~10日
尖圭コンジローマカリフラワー状のイボ3週間~8ヶ月
HIVの初期症状風邪のような症状
赤い発疹
2~3週間
エイズ様々な長引く症状3~10数年
梅毒小さなしこり・潰瘍
全身にでる皮膚症状
発熱
1~13週間
B型肝炎
C型肝炎
発熱・だるさ
目・皮膚が黄色くなる
尿が濃くなる
3週間~6ヶ月
キス病
サイトメガロウイルス
とても長引く発熱・だるさ30~50日
毛じらみ陰部の激しいかゆみ1~2ヶ月
疥癬全身のかゆみ
赤い発疹
1~2ヶ月
水いぼ多数の小さなイボ2~7週間
アメーバ赤痢血の混じった下痢2~4週間
A型肝炎発熱・だるさ
目・皮膚が黄色くなる
尿が濃くなる
15~50日
子宮頸がん初期は無症状
不正出血があることも
5~10数年
成人T細胞白血病免疫力が下がる
様々な症状がでる
40年~
軟性下疳
※日本ではまれな病気
性器にできる潰瘍
2~3日
鼠径リンパ肉芽腫
※日本ではまれな病気
太もも付け根の腫れ3日~2週間

クラミジア(男性)

潜伏期間:1~3週間

男性のクラミジアでは尿道からの透明な分泌物や尿道の違和感といった症状がでることがあります。

しかし、感染しても男性の半分は無症状です。

淋病(男性)

潜伏期間:2~4日

淋病では排尿時の激しい痛みや、尿道からでるドロドロとした膿といった明らかな症状がでます。

しかし、最近は症状の弱い淋病も増えています。

雑菌性尿道炎

潜伏期間:2日~5週間

雑菌性尿道炎ではマイコプラズマ・ウレアプラズマなどの様々な菌が原因となるため、潜伏期間は感染した菌の種類によって異なります。

症状も人によって様々ですがが、尿道の違和感や少量の分泌物など軽い症状となることが多いです。

トリコモナス(男性)

潜伏期間:数日から数週間

トリコモナスは男性の尿道に感染して尿道炎を引きおこすことがあります。

ただ、感染してもほとんどの人が無症状で、軽い尿道炎の症状がでる人もまれにいるくらいです。

もし症状がでる場合には潜伏期間は数日から数週間くらいと思われます。

カンジダ性亀頭包皮炎

潜伏期間:1~7日

カンジダは男性のペニスに感染して炎症をおこすことがあります。

カンジダ菌が存在してさらに増えることができる環境が揃っていれば、数日で症状があらわれるようになります。

発症すると白いカスが包茎の皮のところに付着するようになり、ペニスが赤くなって非常にかゆくなる性病です。

クラミジア(女性)

潜伏期間:1~3週間

女性がクラミジアに感染すると、オリモノの異常や不正出血が見られることがあります。

しかし、症状がでない人のほうが多く、女性の8割は無症状です。

淋病(女性)

潜伏期間:1~3週間

女性の淋菌感染症(淋病)はクラミジアと同様に症状がでない人が多いです。

オリモノの異常や不正出血などが見られることがありますが、症状がでるのは2割くらいです。

トリコモナス(女性)

潜伏期間:数日から1ヶ月

黄色の泡立ったオリモノや悪臭のあるオリモノが主な症状です。

ただ、感染しても症状がでない女性も3割くらいいます。

カンジダ膣炎

潜伏期間:1~7日

女性のカンジダは人から感染することがほとんどありません。

このため、潜伏期間は不明としかいえませんが、菌が増える環境が揃っていれば数日で症状がでるようになります。

強いかゆみや白いヨーグルト状のオリモノが主な症状です。

細菌性膣炎

潜伏期間:不明

細菌性膣炎は様々な細菌(雑菌)が原因の膣炎です。

原因となる菌が人からうつることはほとんど無く、膣内の細菌のバランスが崩れて、もともといる菌が増えることが原因です。

このため、潜伏期間というものはあまり考えにくいです。

主な症状は悪臭のあるオリモノや灰色っぽいオリモノが特徴的ですが個人差があります。

自覚できないような弱い症状となることも多いです。

喉のクラミジア・淋病

潜伏期間:数日~

クラミジア・淋菌は喉に住みつくことがあります。

潜伏期間については詳しいことはわかりませんが、感染から数日もすれば喉の痛みなど風邪のような症状がでることもあります。

しかし、クラミジアや淋菌は喉に対しては病原性が弱いと考えられ、感染してもほとんどの人は無症状です。

症状がでる人というのは喉が弱い人や体が弱っている人などでしょう。

性風俗で働く女性では喉からクラミジアや淋菌が見つかることが非常に多いですが、だからといって咽頭炎・扁桃炎に特になりやすいというわけでもありません。

喉に感染したクラミジアや淋菌は普通はおとなしくしていると思われます。

また、クラミジアや淋菌は細菌であるため、風邪の主な原因であるウイルスとは違い、かなり長く喉に感染できるはずです。

ずっと感染していたクラミジア・淋菌が、体が弱った際に暴れだすようなことも考えられるので、潜伏期間がどのくらいというのは難しいかもしれません。

性器ヘルペス

潜伏期間:2~10日

急性型

性器ヘルペスの潜伏期間は数日です。

この感染初期に症状がでると非常に症状が重くなります。

性器周辺にできた水ぶくれがただれて痛み、歩けないほどになることもあります。

また、太もも付け根のリンパ節が腫れて痛んだり、発熱やだるさといった全身症状があらわれることもあります。

ただ、この性器ヘルペスの初期症状はでない人のほうがが多く、症状があらわれるのは一部の人だけです。

再発型

感染2週間くらいすると、性器ヘルペスに対する抗体が体内に作られます。

このため、感染から2週間~6週間たった後に発症する性器ヘルペスでは、症状はとても軽くなります。

それでも、破れた水ぶくれがチクチクと痛むためとても面倒な病気です。

尖圭コンジローマ

潜伏期間:3週間~8ヶ月

尖圭コンジローマは性器周辺にできるカリフラワーのような特徴のあるイボです。ヒトパピローマウイルスが原因で主に性行為で感染します。

感染から発症までの潜伏期間は平均で3ヶ月くらいとかなり長いです。

HIVの初期症状

潜伏期間:2~3週間

HIVに感染後2~3週間くらいすると、風邪のような初期症状が見られることがあります。

ただ、この初期症状はHIV感染者の半数以上に見られるようですが、実際にはどのくらいの人に初期症状がでるかはよくわかっていません。

これはHIVに感染してもエイズを発症するまでは何年もかかるため、初期症状について覚えていない人も多いからです。

エイズ

潜伏期間:3年~10数年

HIVに感染すると、数年~十数年の潜伏期間を経てエイズを発症します。

ただ、エイズの潜伏期間にはかなり個人差があります。

そして、エイズを発症する頃には免疫力がかなり低下しているためいろんな病気にかかり、様々な症状があらわれるようになります。

梅毒

潜伏期間:1~13週間

梅毒は感染後の状態を第1期から第4期の4つにわけることができます。

第1期梅毒は初期の梅毒で、第4期梅毒が末期の梅毒です。

第1期

梅毒の潜伏期間は1~13週間(平均3週間)くらいです。

感染した部分に小さなしこりや小さな潰瘍ができますが、痛みはほとんどなく気付きにくいです。

リンパ節(主に太もも付け根)が腫れることもありますが、こちらも痛みはありません。

第2期

第2期梅毒は感染から3ヶ月くらいに発症します。

このころになると梅毒の菌が全身にまわり、様々な症状が体全体にでるようになります。

風邪のような症状もでますが、特に皮膚に特徴的な症状が多く、バラ疹や扁平コンジローマなどの症状がよく知られています。

第3期・第4期

第3期梅毒と第4期梅毒を合わせて晩期梅毒といいます。

晩期梅毒の症状は感染から3年くらいであらわれるようになります。

様々な重い症状が見られるようになりますが、ゴム腫というゴムのように硬い腫瘍が特徴的です。

全身の皮膚から内蔵まであらゆる場所にこのゴム腫ができるようになります。

HIV感染者

HIV感染者は梅毒の進行が非常に早くなることがあります。悪性梅毒といわれるものです。

通常は末期の梅毒症状がでるまで10年以上かかりますが、HIV感染者では1年くらいで末期の症状がでることがあります。

特に男性同性愛者(ゲイ)には梅毒感染者も非常に多いため、危ない行為に心当たりがある人は注意したほうがいいでしょう。

B型肝炎、C型肝炎

潜伏期間:3週間~3ヶ月

B型肝炎、C型肝炎の潜伏期間はかなり長いです。最大で6ヶ月くらいになることもあるようです。

潜伏期間を過ぎると急性肝炎を発症することがありますが、最初は風邪のような症状です。

その後しばらくすると尿が紅茶のように濃くなったり(褐色尿)、皮膚や白目が黄色くなったり(黄疸)することがあります。

しかし、ウイルスに感染しても7~8割の人はこの急性肝炎の症状がでず、無症状で過ぎます。

キス病、サイトメガロウイルス

潜伏期間:30~50日

キス病とサイトメガロウイルス感染症は性行為でも感染することがある病気です。

感染から30~40日くらいすると、非常に長引く風邪のような症状がでることがあります。

しかし、日本人の場合はどちらのウイルスに対しても幼児期に感染することが多く、すでに抗体を持っている人がほとんどなので、実際に症状がでる人はは少ないです。

毛じらみ

潜伏期間:1~2ヶ月

毛じらみは感染から1ヶ月くらいで症状がでる人が多いです。

性器周辺に非常に強いかゆみがありますが、まれに全くかゆみを感じない人もいます

このかゆみは毛じらみの唾液に対するアレルギーによるものなので、感染直後には症状はでません。

また、再感染した人の場合は抗体が一度つくられているので、潜伏期間は1ヶ月もかからず、数日くらいで症状がでると思われます。

疥癬

潜伏期間:1~2ヶ月

疥癬はダニが皮膚に感染する病気で、頭と首から下の全身に赤い発疹ができて非常にかゆくなります。

この症状はダニに対するアレルギー反応なので感染直後には無症状で、症状がでるまでに1ヶ月くらいかかります。

また、一度感染すると抗体がつくられるため、再感染の場合には潜伏期間がかなり短くなります。

疥癬は性感染症の一つですが実際に性行為で感染する人はあまりいません。老人施設や病院の入所者や職員・関係者への感染がほとんどです。

水いぼ

潜伏期間:2~7週間

水いぼは水を含んだような小さなイボが脇の下を中心として全身にできる病気です。

潜伏期間は2~7週間ですが、長ければ半年くらいとなることもあります。

ただ、水いぼは性感染症というよりも、基本的には幼児の病気なので、大人が性行為で感染することは少ないです。

それよりも幼児と接することが多い母親や保育士さんによくみられます。

アメーバ赤痢

潜伏期間:2~4週間

アメーバ赤痢の潜伏期間は2~4週間くらいです。

しかし、感染しても9割の人は無症状で、もし症状がでたとしてもはっきりとしないことが多く、数ヶ月から数年といった長期の潜伏期間となることもあります。

主な症状は血が混じった下痢や腹部の不快感などです。

性感染症の一つですが普通の人は性行為で感染することはほとんどありません。

ただ、感染者の糞便にウイルスが含まれているため、肛門を使う性行為を行う男性同性愛者(ゲイ)にはたまにみられる病気です。

A型肝炎

潜伏期間:15~50日

A型肝炎の潜伏期間は15~50日(平均30日)くらいです。

発熱やだるさなど風邪のような症状がでてから、黄疸(皮膚や白目が黄色くなる)や褐色尿(尿の色が紅茶のように濃くなる)の症状がでることがあります。

A型肝炎のウイルスは感染者の糞便の中に含まれているため、アナルセックスなどを行う男性同性愛者(ゲイ)の間でまれに感染する人がいます。

しかし、実際に性行為で感染する人は少なく、貝などの生の食べ物から感染することがほとんどです。

子宮頸がん

潜伏期間:5年~10数年

子宮頸がんの原因はヒトパピローマウイルスで、性行為で感染します。

感染すると長い潜伏期間の後にガン化することがあります。

しかし、ヒトパピローマはほとんどの女性が感染するウイルスで、感染してもウイルスは自然に消えてしまうことが大半です。子宮頸がんになるのはごく一部の女性だけです。

がんの初期はほとんどが無症状ですが、不正出血などがみられることがあります。

成人T細胞白血病

潜伏期間:40年~

成人T細胞白血病の潜伏期間は40年以上ととても長いです。

さらに、感染しても発症するのは5%以下で、感染しても多くの人は生涯発症しません。

成人T細胞白血病を引きおこす原因はウイルスですが、母乳にウイルスが含まれているため赤ちゃんが主に感染します。

女性の場合は性行為でも感染することがありますが、性行為で感染した人の場合は成人T細胞白血病を発症することはほとんど無いと考えられています。

ただ、詳しいことはよくわかっていないので、実際にはかなり低い確率で発症することも考えられます。

軟性下疳

潜伏期間:2~3日

軟性下疳の潜伏期間は2~3日です。

性器にひどい潰瘍ができるため強い痛みがあります。

しかし、軟性下疳はかつての性病で、今の日本国内で感染する人はほとんどいません。

熱帯地域の国への渡航者に感染する人がまれにいる程度です。

鼠径リンパ肉芽腫

潜伏期間:3日~2週間

鼠径リンパ肉芽腫の潜伏期間は3日~2週間くらいです。

主に太もものリンパ節が腫れてとても痛むようになります。

しかし、軟性下疳と同様に熱帯地域の病気なので、現在では国内で感染する人はほとんどいません。

性病検査キット

自分で検査できるよ

性病検査キットを使うと、自宅で性病検査をすることもできます。

ただ、検査キットは誰にでもオススメできるわけではありません。そのまま病院へいったほうがいい場合もあります。

そして、検査キットにはメリットやデメリットもあります。

性病検査キットの良い点・悪い点のページでは、これらの点について解説していますので、そちらを参考にしてください。

 >> 性病検査キットの良い点・悪い点

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