B型肝炎の感染経路

感染力が非常に強い

B型肝炎の世界と日本の感染状況、現在の感染経路についての解説です。

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B型肝炎の感染状況

世界

B型肝炎は世界中では広く蔓延しています。

日本では人口の1%くらいが感染していると推測されていますが、世界的には少ないほうで、B型肝炎ウイルス(HBV)の感染率が10%を超える国もあります。

特にアジアやアフリカでは感染者が多く、そのほとんどが幼児期に感染しています。

世界全体では4億人くらいの持続感染者(キャリア)がいるとみられ、年間60万人の人々がHBV関連の病気で亡くなっています。

そして、世界的には予防接種(ワクチン接種)を行うのが常識で、ほとんどの先進国では国民全員を対象とした予防接種を行われています。

しかし、日本ではHBVのワクチン接種よりも母子感染の予防のほうに重点を置いており、ワクチン接種は義務化されていません。

日本のB型肝炎

日本のHBV感染者は140万人ほどいると推測されていますが、そのほとんどは60歳以上の高齢者です。

そして、感染者の7~8割の人は、感染していることにすら気付いていない状態です。乳幼児期に感染して、知らないうちにB型肝炎を発症しているものと考えられます。

現在ではHBV感染への対策がとられているため、乳幼児期で感染する人は非常に少ないです。

しかし、性行為になどで新たにHBVに感染する人は多く、正確な数は不明ですが日本でも年間2万人くらいはいると推測されます。

このうち、2~3割の人には急性肝炎の症状がでるのですが、入院まで必要となる人は1800人くらいです。

現在の日本でも、性行為でB型肝炎になることは珍しくありません。

感染経路

母子感染が多かったよ

B型肝炎ウイルス(HBV)は血液や精液などの体液に含まれています。

そして、それらの体液が侵入することによりHBVに感染します。

  • 血液
  • 精液
  • 膣分泌液
  • 唾液
  • 尿

HBVが含まれる体液はこのようなものです。HBVはこれらの体液との接触により感染します。

唾液、尿、汗、涙などは含まれているHBVは少ないため、感染する確率はかなり下がります。幼稚園・保育園では感染する幼児もかなりまれにいますが、幼児の免疫力の低さや幼児特有の遊び方・行動などが原因と考えられます。

  • 母子感染
  • 家庭内感染
  • 集団予防接種
  • 性行為
  • 輸血
  • 針刺し事故
  • 覚せい剤の注射器の使いまわし
  • 入れ墨(タトゥー)を入れる器具
  • 適切でないピアスの穴あけ
  • カミソリや歯ブラシの共用

HBVの主な感染経路にはこのようなものがあります。

母子感染・家庭内感染

日本でHBVに感染している人の多くは高齢者で、出産時や幼少期での母子感染がほとんどでした。現在では適切な予防法がとられているため、母子感染することは極めて少ないです。

また、HBVは感染力が非常に強いため、母子感染以外にも、乳幼児期の家庭内感染も多いです。咀嚼した食べ物を通した感染などで、母親以外からも感染することがあります。

予防接種

1985年以前では、集団予防接種での注射器の使いまわしが行われていました。

このため、集団予防接種でHBVに感染した人も多く、日本の感染者の30%はこの集団予防接種が原因です。

輸血・その他

他にもHBVの感染経路がありますが、性行為を除いては、偶発的な事故や適切でない行為による感染が多いです。

輸血による感染も年間10~20件ほどとかなり少ないですが、毎年発生しています。

しかし、このような事故などによる感染はごく少数で、大部分は母子感染・家庭内感染・集団予防接種によるものです。

性行為による感染

性行為での感染がほとんどだよ

現在の日本では、普通に生活していれば、B型肝炎ウイルス(HBV)に感染することはほとんどないでしょう。

しかし、HBVは性行為で感染することがあり、輸血などを除けば、現在では感染経路のほとんどすべてが性行為です。B型肝炎は性感染症といえるでしょう。

B型肝炎の原因であるHBVは、精液・膣分泌液に含まれているため、コンドームを使わない行為で感染する可能性があります。傷や炎症がある場合はさらに感染確率が高くなるでしょう。

感染力が非常に強い

HBVは感染力が非常に強く、コンドームを使わない性行為では、感染率が10%以上あってもおかしくありません。

HBVには、セックスにおける性器の挿入だけでなく、オーラルセックス(フェラチオ、クンニリングス)で感染する人もいます。

唾液中のHBVは少ないので、オーラルセックスをしただけでは大人が感染する可能性は低いです。

しかし、口や性器に傷があれば、何らかの出血や精液・膣分泌液などから感染すると考えられます。

夫婦間でも適切な予防方法をとらない場合は、数年でほとんどの配偶者が感染するくらいの感染率があります。

また、性的な接触を持つ人数が多いほど感染する可能性が高く、性風俗で働く女性では、B型肝炎キャリアが一般の女性よりもずっと多いことがわかっています。

こんな事では感染しない

日常生活では感染しないよ

B型肝炎は感染力が非常に強いですが、性行為以外での感染はそれほど心配はいりません。

  • 食事、飲み物
  • 咳、くしゃみ
  • 握手、抱擁
  • 理髪店
  • プール、入浴

B型肝炎ウイルス(HBV)は、このような行為で感染することはありません。

日常の生活ではB型肝炎に感染することはほとんどありません。

食べ物や飲み物などを一緒に食べる場合などでも、HBVなどのウイルスは薄くなるため、子供でも感染することはありません。

しかし、カミソリや歯ブラシなど、体液が濃厚に触れる可能性があるものでは、きちんと消毒されなければ、確率的には非常に低いと思いますが感染の可能性もあります。

性病検査キット

自分で検査できるよ

性病検査キットを使うと、自宅で性病検査をすることもできます。

ただ、検査キットは誰にでもオススメできるわけではありません。そのまま病院へいったほうがいい場合もあります。

そして、検査キットにはメリットやデメリットもあります。

性病検査キットの良い点・悪い点のページでは、これらの点について解説していますので、そちらを参考にしてください。

 >> 性病検査キットの良い点・悪い点

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