淋病の検査と治療

クラミジアと一緒に検査

淋病の検査方法と治療方法についての解説です。

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顕微鏡検査

顕微鏡をつかって淋菌を探すよ

淋病の原因となる淋菌は、病原体としては比較的大きな菌です。

顕微鏡で見ることができるので、顕微鏡を使って調べることが多いです。男性の尿道からとった分泌物に色をつけて顕微鏡で観察します。

淋菌を見つけるのはわりと簡単です。淋菌がいれば、この方法で90%以上の確率で発見することができます。

しかし、喉や女性の膣の粘膜から採取した検体では他の菌が多く、淋菌を見つけることが難しいです。このため、男性の尿道以外では顕微鏡で調べることは少ないです。女性の膣分泌物では、顕微鏡を使って淋菌を発見できる確率は50%くらいです。

男性の淋病では、症状が激しいことがあるため早期の診断・治療が求められます。このため、数分で淋菌を確認できる顕微鏡検査は非常に有効です。

培養検査

淋菌を培養する方法

淋菌を培養をして調べるという検査方法もあります。

尿道や膣の分泌物を増やしてから検査するので、手間がかかります。さらに、検査結果でるまでに数日かかります。

このため、淋病でこの検査を行っている病院は現在では少ないです。

ただ、この培養検査では淋菌に対する薬の効果を調べることができます。

耐性ができて治りにくい淋病にはこの培養検査が有効です。

遺伝子検査

一般的な検査方法だよ

淋病のDNAを検査する遺伝子検査という方法もあります。

遺伝子検査は精度がよく、現在は淋病の検査はこの遺伝子検査で行うのが一般的です。PCR法やSDA法という方法で行われることが多く、ほとんどの病院はこれらの方法で行われています。

また、郵送の検査キットもこの遺伝子検査で行われています。

この遺伝子検査では、クラミジアも同時に検査が可能というメリットもあります。

ただ、この遺伝子検査は専門の検査機関で行うため、輸送などの時間も含めて検査結果がでるまでに4~6日ぐらいかかります。

症状のでにくい女性の場合はあまり問題にはなりませんが、感染してすぐに激しい症状のでる男性の淋病では時間がかかるのが欠点です。

この遺伝子検査では、女性は膣の奥を綿棒でこすったものを検査します。男性は朝一番の尿や数時間トイレにいっていない出始めの尿を検査します。

採取が簡単な尿を使っての検査ができるのも遺伝子検査のメリットで、女性でも膀胱炎などの場合には尿も検査することがあります。

治療

注射1回で治るよ

淋病の治療は注射や点滴で行います。点滴だと20~30分ぐらいかかります。

昔は飲み薬もありましたが、耐性ができて効かなくなったために現在ではあまり使われません。

  • セフトリアキソン
  • セフォジジム
  • スペクチノマイシン

主に使われている抗生物質はこのようなものです。

普通は1回の注射・点滴で終わりますが、重症の場合は数日繰り返すこともあります。

このような治療で95%以上は治りますが、1度の治療では完治しない人もいます。

このため、淋病の治療終了してから1週間以上たってから、完全に治ったかどうかを確認する確認検査を行います。

ただ、男性の場合は、淋病では明らかな症状がでることがほとんどなので、治ったかどうかは自覚できることが多いです。このため、男性の確認検査は必ずしも必要ではないかもしれません。

再発

再発することもある

治療しても淋菌が薬に耐性をもっていたり、淋菌が少しだけ生き残ったりすると、淋菌が再び増殖をすることがあります。

この場合は淋病が再発します。

もしくは、パートナーの検査・治療を行っていないときにも淋病は再発する可能性があります。この場合は、パートナーもきちんと治療しない限り何度でも再発することになります。

再発を繰り返すと、男性では慢性の前立腺炎となり治療が難しくなることもあるので、早めの確実な治療が大切です。

淋菌は耐性を得やすい

薬が効かなくなる

淋菌は耐性を非常に持ちやすい菌です。抗生物質を中途半端に使用すると薬の効かない菌が生まれます。

淋病の治療では、血液中の抗生物質を一定の濃度以上にして淋菌を死滅させます。

昔、淋菌の治療にペニシリンを使い始めた頃は、必要なペニシリンは少量でした。ほんの少しで淋菌は死滅しました。

しかし、ペニシリンを治療薬として使っていくうちに淋菌は耐性を持ち始め、治療で使うペニシリンの量がだんだんと増えていきました。

そして、使い始めてから50年後には100倍に増え、現在ではペニシリンを100倍にしても淋菌には効かなくなったために、先進国では淋病の治療にペニシリンは全く使われていません。

あまりにも大量の抗生物質では副作用も非常に大きくなるからです。

これはペニシリン以外の抗生物質も同様で、淋病の治療に使われた多くの薬に淋菌は耐性を持ち、淋病には使えなくなっています。

このため、現在では中途半端な治療によって耐性をもつ淋菌をつくらないために、1回の治療で終了するような治療が行われています。

性病検査キット

自分で検査できるよ

性病検査キットを使うと、自宅で性病検査をすることもできます。

ただ、検査キットは誰にでもオススメできるわけではありません。そのまま病院へいったほうがいい場合もあります。

そして、検査キットにはメリットやデメリットもあります。

性病検査キットの良い点・悪い点のページでは、これらの点について解説していますので、そちらを参考にしてください。

 >> 性病検査キットの良い点・悪い点

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