淋病の症状(男性・女性)

おしっこが痛いよ

「おしっこすると痛い」「ちんちんの先から膿がでてきた」

男性でこのような症状がでたら淋病かもしれません。

これに対して、女性では症状がでることは少ないです。

この淋病(りんびょう)は感染経路や症状で、クラミジアとかなり似た部分があります。ここでは、淋病の症状についてクラミジアと比較しながら解説していきます。

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男性の症状

ほとんどの人に症状がでるよ

「おしっこするとき痛い」

男性の淋病では、ほとんどすべての人に症状がでます。99%以上の人は症状がでるでしょう。

それでも、ごくまれに症状のでない人もいます。

  • 尿道の違和感、熱っぽさ、かゆみ
  • 排尿時の激しい痛み
  • 黄色のドロドロした膿(ウミ)
  • おしっこの時ペニスの先が焼けるように痛む
  • 勃起時の痛み
  • トイレが近くなる
  • ペニスの先が赤く腫れる

男性の主な症状です。

淋病は感染部位、感染ルート、進行の仕方などクラミジアとかなり似たようなところがあります。しかし、男性では明らかな症状が出るという点でクラミジアとは異なります。

おしっこの時に痛むよ

症状の初期としては痛みは少なく、尿道の軽い違和感、かゆみ程度です。「ペニスがちょっとおかしな感じがする」ぐらいの感覚から始まります。

しかし、淋菌は増殖のスピードが非常に早いので、その後は一気に症状があらわれてきます。

違和感を感じてから数時間もすると、排尿時のペニスの熱っぽさや痛みとなってあらわれます。おしっこの出始めにかなりの痛みがでて、トイレに行くの嫌になるほどが辛くなることもあります。

また、頻尿になって1日に何度もトイレにいくようになったり、尿道の入り口が赤く腫れることもあります。

このように、淋病ではほとんどの男性で「なにかおかしい」と明らかにわかるくらいの症状がでるのが普通です。

黄色いドロっとした膿が特徴

黄色っぽい粘り気のある膿というのは淋病の大きな特徴です。

膿の色は黄白色から黄緑色で、ドロドロとしたクリームのような膿が尿道の先から流れでてきます。

膿の量が多いため、30分以上トイレに行っていなければ、尿道の先から膿が出てきているのが見える場合もあります。

この黄色い膿は尿道の先からずっと流れ出るため、下着を汚すようになります。

これに対してクラミジアの場合は、膿は透明で少量のため気づきにくいです。この点は明らかに異なります。

ただ、クラミジアの透明な膿が下着について乾燥すると、黄色く見える場合があります。このため、クラミジアの膿を淋病の黄色い膿であると誤認することがあります。

潜伏期間は数日

淋菌に感染すると通常は2~4日ぐらいで淋病を発症します。遅くても1週間ぐらいです。

非常にスピードが早く、潜伏期間がとても短いのが淋病の特徴です。

それでも、まれに潜伏期間が数週間以上となることもあります。

また、淋病はフェラチオで感染することが非常に多いのですが、喉にいる淋菌は少ないので感染した時の菌の量が少ないと、潜伏期間も長くなることがあります。

無症状のことも

症状が無い人もいるよ

男性の淋病では、ほとんどの人に症状がでますが、たまに症状がでないこともあります。

また、症状があっても痛みがなかったり、尿道の膿が少ないなど弱い尿道炎の症状しかあらわれないこともあります。

このような場合でも、淋病は尿道よりさらに内部へと進行します。そして、症状の重い精巣上体炎や前立腺炎となり、はじめて症状があらわれることもまれにあります。

精巣上体炎

タマタマが腫れるよ

男性の淋病では初期症状は尿道炎ですが、放置や不十分な治療で精巣上体炎となることがあります。

精巣上体は睾丸(陰嚢)の上部で、ここに炎症がおこります。

  • 睾丸が腫れる
  • 睾丸の痛み
  • おしっこが困難になる
  • 発熱

淋菌による精巣上体炎の症状はこのようなものです。

この精巣上体炎はいろんな菌が原因となって発症しますが、検査をしても原因がはっきりしないことが多いです。

クラミジアも精巣上体炎の原因菌の一つですが、クラミジアによる精巣上体炎の場合は、症状が比較的軽いことが多いです。それに比べて淋菌による精巣上体炎では、症状は重くなることがあります。

それでも、淋病では初期に明らかな尿道炎の症状がでることがほとんどなので、精巣上体炎まで進む人は多くはないです。

歩けなくなることも

淋菌による精巣上体炎では睾丸周辺が腫れ、触ると痛むこともあります。普通この睾丸の腫れは2つある睾丸のどちらか1つだけにおこりますが、触ることができないぐらいの激しい痛みとなることがあります。

ひどい場合には、睾丸が数倍にも腫れあがって痛みのために歩くことが困難になり、おしっこができなくなることもあります。

また、菌が感染したことによって発熱することも多く、症状が重ければ高い熱がでることもあります。

このように淋菌による精巣上体炎ではかなり辛い症状となることがあります。

そして、淋菌による精巣上体炎では精子の通り道をふさぐことがあり、パートナーの不妊の原因となることもまれにあります。

前立腺炎

治りにくいよ

また、男性の淋病が長引いた場合には、慢性の前立腺炎となることもあります。

  • トイレが近くなる
  • 残尿感
  • おしっこの時の痛み
  • 性器周辺、下腹部の不快感
  • 下腹部の鈍い痛み

前立腺炎の症状はこのようなものです。

慢性の前立腺炎では薬が効きにくく、治療期間も長くなって治りにくいです。

女性の症状

ほとんど症状がでないよ

女性では淋菌に感染しても症状がでないことが多いです。

これは男性だとほとんどの人に症状がでるのとまったく逆です。

女性では症状がでるのは感染した人の2割くらいで、症状がでないのが普通といってもいいでしょう。このため、感染に気づかず治療もされないことが女性の淋病では問題となります。

淋菌が女性に感染した場合、最初に子宮頸部(しきゅうけいぶ)や子宮頸管(しきゅうけいかん)に感染し、子宮頸管炎を発症します。

子宮頸部は膣の一番奥にある子宮の入り口で、子宮頸管は膣と子宮とつなぐ細い管です。クラミジアはこの部分を好んで棲みつきます。

  • オリモノの増加
  • オリモノに黄色や緑白色の膿が混じる
  • ドロッとしたオリモノ
  • 性器のかゆみ、赤い腫れ
  • 下腹部痛
  • 不正出血
  • 性交時の痛み

子宮頸管炎ではこのような症状があらわれることがあります。

黄色のドロッとしたオリモノ

女性の淋病では、黄色から緑白色の膿のようなオリモノとなることがあります。オリモノの量も増えることが多いです。

これに対してクラミジアの場合は、オリモノは水っぽくサラサラとしていて量もそれほどは増えません。

また、淋菌が感染した子宮頸管は出血しやすくなるため、少量の不正出血が続くこともあります。

他には性行為のときの軽い痛みや下腹部の違和感、軽い生理痛のような痛みがでることもあります。

クラミジアとの違い

女性のクラミジアと淋病ではオリモノに違いはありますが、それ以外の症状に特に違いはありません。

そして、女性のクラミジアと淋病の一番の特徴はどちらもほとんどが無症状という点です。クラミジア、淋病のどちらに感染しても気付くことは少ないです。

また、淋菌に感染した女性のうち、2~3割はクラミジアにも同時に感染しています。このため、もともと症状がでにくい女性の淋病ですが、症状がでても自分で何の感染かを判断することは難しいでしょう。

膀胱炎

膀胱炎になることもあるよ

女性が膀胱炎になる場合、原因の大部分は大腸菌ですが、淋菌が入り込んで膀胱炎となることもあります。

  • 頻尿、トイレが近くなる
  • 排尿時の痛み
  • 残尿感

女性が淋菌による膀胱炎になった場合は、このような症状が見られることがあります。

これはクラミジアも同様で、クラミジアが原因の膀胱炎となることもあります。

淋病が進行すると

子宮からお腹に感染が広がる

淋菌は女性の体に入ると早い段階から上へと進んでいきます。

 子宮頸管炎
   ↓
 子宮内膜炎
   ↓
 子宮付属器炎
   ↓
 骨盤腹膜炎
   ↓
 肝周囲炎

女性の淋菌感染ではこのような経過をたどりますが、淋菌が子宮より先に侵入した場合は、かなり深刻な事態となることがあります。

ただ、進行の仕方には個人差がありますので、必ずしもこのようになるわけではありません。途中で自然治癒する可能性もあります。

最初に入ってきた淋菌の量が多い場合には、かなり早い段階から子宮付属器炎や骨盤腹膜炎、肝周囲炎の症状が出ることもあり、感染から1ヶ月くらいで症状がでることもあります。

クラミジアと同じ経過

この女性の淋病の進行は、クラミジアと同じような経過をたどります。

子宮内膜炎、子宮付属器炎、骨盤腹膜炎、肝周囲炎の症状は同じです。

ただ、淋菌が卵巣や腹膜まで入っていくことは、クラミジアに比べると少ないですが、症状としては重くなる傾向があります。

それでも、発症する症状はほとんど同じです。

これらの子宮内膜炎、子宮付属器炎、骨盤腹膜炎、肝周囲炎の症状についてはクラミジアの症状のページで説明しましたので、そちらをご覧ください。

>> クラミジアの症状

関節炎

関節に痛みがでる

淋病では、まれに症状が全身にでることがあります。男性よりも初期に症状のでない女性に多いです。

淋菌が血液に入った場合、関節や皮膚、心臓など全身へ移動します。そして、移動した場所で症状をあらわします。

この場合、関節炎となることが多く、ひじ、ひざ、手首、足首などの関節に炎症がおこります。

関節のある皮膚が赤くなり、触ったり動かしたりすると激しく痛みます。38度以上の熱がでることもあります。

直腸

ほとんど症状がでないよ

淋菌は直腸にも感染することがあります。

  • 便に血が混じる
  • 肛門から膿がでる
  • 肛門のかゆみ
  • 腹痛
  • 下痢

淋菌が直腸に感染した場合は、このような症状がでることがあります。

しかし、直腸への淋菌の感染は症状がでないのが普通です。

直腸は淋菌の検査を行うことも普通はないので、感染に気付かないことがほとんどです。

放置しても特に症状がない直腸への淋菌感染ですが、アナルセックスを行う人では直腸から性器への感染源となります。

結膜炎

目の粘膜への感染

淋菌が目に入って結膜炎をおこすこともあります。

精液や膣分泌液を触った手で目をこすったり、目に入ったりすることで感染します。

結膜が赤くなる、目から膿がでる、まぶたが腫れるなどの症状がでます。

この淋菌による結膜炎では両目に発症することは少なく、どちらか片目だけのことがほとんどです。

また、目に感染した淋菌は喉へと移動することもあります。

女性の喉に感染することが多いよ

淋菌は喉に感染することもあります。

しかし、喉に感染した場合でも通常は無症状です。

この喉に感染する淋菌については、喉にも感染する淋病のページをご覧ください

 >> 喉にも感染する淋病

性病検査キット

自分で検査できるよ

性病検査キットを使うと、自宅で性病検査をすることもできます。

ただ、検査キットは誰にでもオススメできるわけではありません。そのまま病院へいったほうがいい場合もあります。

そして、検査キットにはメリットやデメリットもあります。

性病検査キットの良い点・悪い点のページでは、これらの点について解説していますので、そちらを参考にしてください。

 >> 性病検査キットの良い点・悪い点

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