毛じらみ(ケジラミ) 症状・治療薬・写真・画像

股間のあたりが激しくかゆいよ

毛じらみ(ケジラミ)は性器周辺の毛に感染します。

毛にしがみつきながら血を吸って、激しいかゆみを引きおこします。

日本の感染者数は非常に多く、性行為で簡単にうつるため誰でも注意が必要です。

このページでは毛じらみの症状・治療薬などについて解説します。

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毛じらみは小さな虫

感染する人はかなり多いよ

毛じらみ(ケジラミ)は陰部の毛に感染する小さな虫です。陰部周辺の皮膚にかゆみをひきおこします。

毛じらみ自体は特に珍しいものではありません。日本人の感染者もわりと多いです。

不特定多数の人と性行為を行う人であれば、誰でも感染する性感染症といえるでしょう。

この毛じらみですが、1990年代中ごろから増加傾向にあるといわれています。

しかし、詳しいデータが存在しないため、どのくらいの人が感染しているのかよくわかっていません。

ペットとシラミ

毛じらみはシラミの一種です。

シラミには数多くの種類があり、犬や猫などの動物に寄生するシラミもいます。

しかし、そのような犬や猫のシラミが人に感染することはありません。

シラミは種類によって、寄生する動物が決まっているからです。

逆に人間のシラミが犬や猫にはうつることもありません。

虫と卵

小さくて見つけにくいよ

毛じらみは1mmくらいの羽のない昆虫です。

非常に小さくて、かろうじて目で見えるくらい大きさです。

シラミといえば戦後のDDTの大量散布で駆除されたアタマジラミが有名ですが、毛じらみ(ケジラミ)はこのアタマジラミとは別の種類のシラミです。

大きさとしてはケジラミのほうが小さく、アタマジラミの半分ぐらいしかありません。

毛じらみの虫体はカニのような丸い形をしているのが特徴です。

体は白っぽい色ですが、血を吸うと茶色から黒のホクロのように見えます。

毛じらみの動き

毛じらみは1日のほとんどを毛の根元で静止したまま過ごします。

毛の根元をつかんだままあまり動かず、皮膚から血を吸います。

動く場合も普通は毛にしがみついて移動し、ノミのように跳んだり跳ねたりすることはありません。

毛がないところでは移動が苦手で自分ではほとんど動けません。もし動いたとしても1日に移動可能な距離は最大で10cmくらいです。

また、人の体から離れても48時間ぐらいは生きていますが、それ以上だと餓死してしまいます。

毛じらみの卵

毛じらみは卵を毛の根元に産みます。

毛にセメントやセメダインのような半透明の物質でかたく固定されるため、簡単にはとれません。

卵は光沢のある茶褐色をした毛の付着物です。

メスが産んでから1週間くらいで卵はかえり幼虫になります。

この幼虫は卵を産みませんが、2週間くらいで成虫になって卵を産むようになります。

そして、成虫になった毛じらみは4週間くらい生きていて、その間にメスは30個くらいの卵を産みます。

感染する場所

陰部以外にに感染することも

毛じらみ(ケジラミ)は主に陰部や肛門周辺の陰毛に感染します。

アクロポリン汗腺の臭いを好むため、性器周辺に集まってきます。

感染するのは主に陰毛ですが、太もも周辺の毛にも感染することもあります。

それ以外にも胸毛、わき毛、ひげ、まゆ毛、まつ毛にも感染することがあります。

また、髪の毛には普通は感染しませんが、子どもなどでは髪の毛に感染することもまれにあります。

まつ毛の感染

毛じらみのまつ毛への感染は珍しいのですが、たまにあります。

症状としては目の周辺の違和感や、毛じらみが目やにのように見えたりします。

そして、この場合は治療が少し面倒になります。

毛じらみの治療に普通は薬が使われるのですが、まつ毛への感染では目に入るため薬は使えません。

このため、ピンセットで虫体と卵を1個ずつ除去する必要があります。とても手間のかかる作業になってしまいます。

毛じらみの症状

潜伏期間

毛じらみ(ケジラミ)の潜伏期間は1~2ヶ月くらいです。

感染してから1ヶ月くらいで症状がでる人が多いです。

強くなっていくかゆみ

毛じらみの主な症状は激しいかゆみですが、これは毛じらみへのアレルギー反応によるものです。

毛じらみに感染しても最初はかゆみはありません。

しかし、毛じらみが増えてくるとかゆみがではじめます。

最初は軽いかゆみですが、毛じらみの数が増えるのに従ってだんだんとかゆみが強くなっていきます。

また、かゆみだけでなく、軽い痛みを伴うこともあります。

かゆみの程度

強いかゆみが特徴の毛じらみですが かゆみの程度にはかなりの個人差があります。アレルギーの反応は人によって異なるからです。

普通だとかなり毛じらみが増えないとかゆくはなりません。

しかし、たまに数匹の毛じらみがいるだけで激しいかゆみを感じるような人もいます。

このような人の場合、潜伏期間が4~5日ぐらいと非常に短くなる可能性もあります。

逆に、たくさん毛じらみがいるのに、全然かゆみを感じない人もまれにいます。

皮膚症状がない

毛じらみに感染しても、皮膚に発疹などがでないのも毛じらみの特徴です。

しかし、激しいかゆみのために皮膚をかきむしり、皮膚に傷ができて湿疹ができることはあります。

毛じらみの虫体

毛じらみは毛の根元で、小さなホクロやかさぶたのように見えます。

そのままずっと静止していることが多いですが、しばらく見ているとたまに動くのがわかります。

もしくは、細い棒のようなものでつついても、反応して動く様子が観察できます。

ただ、毛じらみは肉眼でなんとか見えるくらいの大きさなので、発見するのはかなり難しいです。虫眼鏡などがあると見やすいでしょう。

感染初期ではさらに発見は困難になります。毛じらみの数が少ないからです。

ある程度の数まで毛じらみが増えないと、普通は見つからないでしょう。

また、血を吸っていない毛じらみの虫体は白っぽい色をしているためフケにしか見えず、皮膚と区別がつかず更に見つけにくいです。

毛じらみの卵

卵は茶褐色をしていて毛に付着しています。

しかし、毛にしっかりと固定されているため、手で払っても落ちません。

また、虫体の場合はたまに動きますが、卵は一切動きません。

毛じらみの虫体が非常に見つけにくいのに比べれば、黒い毛に対して卵は目立つため、わりと見つけやすいです。

爪先などを使えば毛じらみの卵はつぶすことができ、抜け殻でない生きている卵ではプチッと破裂した音がします。

白い下着

毛じらみの糞からも感染を発見することができます。

毛じらみの糞は目で確認することができるからです。

白っぽい下着だと、毛じらみの糞が茶色い粉となって付着するのがわかります。普通はこのようなことはありませんから、何かの異常には気付くはずです。

また、毛じらみは皮膚からの吸血するため、出血が赤い点々となって白い下着に付着し、血尿と間違えることもあります。

毛じらみの写真・画像

ホクロのように見えるよ

 >> image1 – dermnet.com

 >> image2 – dermnet.com

dermnet.comは皮膚科の画像・写真を掲載しているサイトです。

非常に鮮明な画像を多数確認でき、オススメできるサイトです。


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グーグルでの画像の検索結果です。

感染経路・原因

性行為

毛じらみ(ケジラミ)に感染する原因は、陰毛と陰毛との直接的な接触がほとんどです。

これは毛じらみが移動できる距離が短く、自力で動くことはあまりできないからです。

このため、毛じらみの感染経路のほとんどは性行為での感染といえます。

感染力も非常に強く、感染者との接触で簡単にうつります。

また、性感染症の予防には有効なコンドームも、毛じらみでは全く意味がありません。

ただ、普通だと感染には陰部同士の直接的な接触が必要なため、毛じらみの集団感染が発生することはありません。

お風呂・プール

毛じらみはお風呂・プールのかご・ロッカーや共用した布団からうつることもあります。

しかし、浴槽やプールのような水の中では感染することはありません。

毛じらみは水の中では毛から離れずに、逆にしっかりと毛にしがみつくからです。

乳幼児

乳幼児では母親との接触が多くなります。

このため、母親が毛じらみを持っている場合には、乳幼児にもうつることもあります。

毛じらみの主な治療法・薬

毛じらみは自分で治せるよ

毛じらみ(ケジラミ)は病院へいかなくても、感染していることさえわかれば、市販薬などで治療も可能です。

ただ、毛じらみは見つけるのが難しいことも多いです。

原因不明のかゆみがある場合は、病院で診察してもらうほうがいいかもしれません。早期に発見して治療することが大切だからです。

毛じらみで病院に行く場合は皮膚科になります。

女性の場合は原因がわからなければ婦人科のほうがいいでしょう。

それでも、毛じらみで病院へいったからといって、特別な検査方法は存在しません。虫や卵を顕微鏡などで直接確認するだけです。

また、毛じらみの潜伏期間は長いため、家族やパートナーにも感染することがあります。感染がわかった場合は、家族やパートナーも同時に治療したほうがいいでしょう。

治療薬

毛じらみの治療薬としては、スミスリンシャンプー(スミスリンL)やスミスリンパウダーが主に使われます。

毛じらみなどのシラミに対する薬としては、日本では唯一の治療薬です。

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楽天市場ではスミスリンシャンプー(スミスリンL)が2500円くらい、スミスリンパウダーが1800円くらいです。

少し高いですがシャンプーのほうが使いやすいのでオススメです。

スミスリンシャンプーで毛を洗って5分後に洗い流します。

しかし、このスミスリンという薬は、幼虫や成虫などの虫体にはよく効きますが、卵には効果が弱いです。

このため、3日に1度ずつのシャンプーを3~4回繰り返します。この方法で10日くらいで治ります。

スミスリンパウダーの場合は、布団や畳、床などに散布し、数時間してから洗濯したり、はたいたりして除去します。

体にスミスリンパウダーを使用する場合には、毛の周辺に散布してから、1時間後に石鹸を使って洗い流します。

このようなやり方で毛じらみを薬を使って治療することが可能です。

しかし、死んだ卵だけはシャンプーやパウダーなどの薬をつかっても残ったままです。

特に気にならなければ取り除く必要はありませんが、できればくしを使ってとってしまったほうがいいでしょう。

くし

毛じらみは専用の目の細かいくしで根元からすくと、卵や虫を駆除できます。

スミスリンシャンプー(スミスリンL)には、くしも付属しています。

スミスリンをつかって死んだ卵は普通に洗うだけではとれないため、くしですいてとりのぞくといいでしょう。

また、くしだけでも毛じらみを治療することは可能ですが、薬を使わずにくしだけでの駆除するのはなかなか難しいかもしれません。

毛をそる

毛じらみの治療法には毛をそるという方法もあります。

最も安上がりで確実な方法です。

毛じらみは陰毛にしがみついて血を吸っているため、毛がなくなると血を吸えなくなり生きてはいけません。

ただ、毛じらみに感染しても毛をそる必要はあまりなく、むしろそらずに治療するほうが一般的です。

また、そってしまうと毛じらみが新しい毛を捜して、別の部分へと移動してしまう可能性もあります。

清潔に

毛じらみは人間の体から離れると長くは生きれません。

それでも、完全に治るまでは床や布団、畳、衣服を丁寧に掃除・洗濯したほうがいいでしょう。

熱に弱いのでドライクリーニングなども効果的ですが、そこまでする必要はあまりなく、普通の洗濯で大丈夫です。

毛じらみ以外の他のシラミ

アタマジラミ

アタマジラミは髪の毛に感染するシラミです。ケジラミとは違い、陰毛には普通は感染しません。

髪と髪との直接的な接触や帽子などの共用で感染します。

特に子どもや長髪の人に感染しやすいです。

また、ケジラミと違って、集団感染することがあります。

コロモジラミ

コロモジラミは衣服の縫い目に感染するシラミです。

衣服を定期的に洗濯していれば感染する心配はありません。

コロモジラミが感染するのは、入浴する習慣の無い民族や服を着替えることができない難民などです。

日本でもホームレスの人に感染していることがたまにあります。

トコジラミ

トコジラミ(南京虫)といわれる虫もいます。

ただ、トコジラミはカメムシの仲間で、シラミとは全く関係が無い別の虫です。

大きさもシラミに比べて一回り以上大きいため、簡単に見分けがつきます。

性病検査キット

自分で検査できるよ

性病検査キットを使うと、自宅で性病検査をすることもできます。

ただ、検査キットは誰にでもオススメできるわけではありません。そのまま病院へいったほうがいい場合もあります。

そして、検査キットにはメリットやデメリットもあります。

性病検査キットの良い点・悪い点のページでは、これらの点について解説していますので、そちらを参考にしてください。

 >> 性病検査キットの良い点・悪い点

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