性行為でうつることもある口唇ヘルペス

キスでもうつる口唇ヘルペス

口唇ヘルペスは口に水ぶくれができる病気です。

主に子どもの頃に感染しますが、大人になってから感染する人もいます。

また感染力がとても強いため、キスやオーラルセックスなどの性行為でも感染することがあり、性病・性感染症の一つといえるのかもしれません。

このページでは口唇ヘルペスの症状や治療法について解説します。

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口唇ヘルペスとは

ウイルスが原因の水ぶくれだよ

口唇ヘルペスは単純ヘルペスウイルスというウイルスが原因の病気です。

クチビルの周辺に感染して小さな水ぶくれができます。

主に乳幼児期にキスやほおずりで感染することが多いですが、この頃に感染しても症状はあまりでません。

しかし、大人になってからの初感染では症状が重くなりやすく、再発を繰り返すことも多いです。

また、一度感染するとウイルスは体の中にずっと残るため、何かのきっかけで再発することが多い病気です。

口以外への感染

原因である単純ヘルペスウイルスは主に口に感染して、口唇ヘルペスとして症状があらわれます。

しかし、ウイルス自体は目、顔、手などにも感染することもあり、体のどこにでも症状がでます。

さらに感染力も非常に強く、すでに感染している人でも再感染することがあります。

ただ、1度感染している人では体の中に抗体ができるため感染しにくくなりますし、再感染したとしても症状は軽くなります。

大人は感染者のほうが多い

さきほども述べたように、単純ヘルペスウイルスは子どもの頃に感染することが多いウイルスです。

大人の人の場合は感染している人のほうが多く、日本人では半分以上はすでに感染して体内にウイルスをもっています。

特に年齢が高くなるほど感染している割合は高くなり、中高年以上ではほとんどの人が感染しています。

しかし、最近では衛生環境や生活様式の変化などにより、子どもの頃に感染せずに大人になってから感染する人も増えています。

感染する原因

発症している人との接触で感染

口唇ヘルペスのウイルスは唾液などの体液や水ぶくれの中の液体に存在しています。

それらが皮膚や粘膜の小さな傷口から入り込むことで感染します。

特に水ぶくれの中には大量のウイルスが含まれているため感染力が非常に強いです。

感染するのは主に症状がでている人からだけですが、症状のない人でもウイルスが体液中にでてくることがあるので感染しないわけではありません。

  • 母子感染(キス・頬ずり)
  • タオルの共用
  • コップ、グラスの回し飲み
  • ディープキス
  • オーラルセックス

感染する主な原因はこのようなものです。

感染力がとても強いため、症状がでている人との回し飲みやタオルの共用でも感染することがあります。

感染者が使ったコップなどでも、乾燥しなければ数時間くらいは人に感染する力は残っています。

また、皮膚に傷や湿疹ができているような人では、皮膚のバリア機能が弱まっているためヘルペスのウイルスには感染しやすいです。

母子感染

口唇ヘルペスの一番の原因は母子感染や家族間感染です。子どもの頃に感染することが最も多いです。

しかし、子どもの頃に感染しても症状があらわれないことが多く、症状がでないままウイルスは神経の中に隠れてしまいます。

そして、体内に隠れてしまったウイルスは、主に大人になってから症状をあらわすようになります。

キス・ディープキス

症状がでている人の場合は唾液の中にウイルスがでてくるので、ディープキスでも感染します。

ただ、さきほども書いたように症状がでていない人でも、唾液の中などにウイルスが出てくることがあるため感染する可能性もわずかにあります。

逆に普通の軽いキスの場合はあまり感染しません。感染するとすればクチビルに水ぶくれができているときぐらいでしょう。

オーラルセックス

フェラチオ、クンニリングスなどのオーラルセックスでも、性器ヘルペスのウイルス(2型のウイルス)が口や喉に感染することもあります。

ただ、性器ヘルペスが口や喉に感染することはそれほど多くはないと考えられます。

もともと再発を繰り返しやすいタイプの性器ヘルペスのウイルス(2型のウイルス)は、口や喉には感染しにくいからです。

口や喉に感染しやすいタイプのウイルス(1型のウイルス)の場合は性器にも感染することがあり、こちらだと口→性器→口というルートで感染することもあります。

主な症状

初感染は症状が重くなるよ

口唇ヘルペスは初感染の場合と再発の場合の2つあり、症状の重さが異なっています。

初感染

口唇ヘルペスの初感染では感染から3~7日くらいの潜伏期間を経て発症します。

この場合は症状が重くなりやすく、大きな水ぶくれがたくさんできることが多いです。

首のまわりのリンパ節が腫れたり、頭痛・喉の痛み・発熱・倦怠感のような症状がでることもあります。

ただ、症状のでかたには個人差があり、初感染でも症状が全くでない人もいます。

再発

再発では軽い症状となることがほとんどで、水ぶくれも小さくて数も少ないです。

初感染のように発熱や倦怠感などの全身症状がでることもほとんどありません。

また、普通は再発を繰り返すたびに症状は軽くなり、だんだん再発しにくくなっていきます。

悪化

免疫力が低い人や皮膚が弱っている人の場合は口唇ヘルペスが悪化しやすいです。

特にアトピー性皮膚炎の人は、皮膚のバリア機能が低下しているため口唇ヘルペスが悪化しやすく、顔や体の広い範囲に水ぶくれができることもあります。

また、病気で免疫力が低下していたり、ステロイドなどの免疫力が下がる薬を服用している人も悪化しやすいです。

発症から自然治癒まで

発症のしかた

口唇ヘルペスの症状のでかたには決まったパターンがあります。

最初、口唇ヘルペスの「前触れ」があったあとで「赤く腫れ」てきます。

その後「水ぶくれ」ができてから「かさぶた」ができて治っていくという流れです。

前触れ

口唇ヘルペスでは、症状があらわれる前に皮膚にピリピリ・ムズムズとした違和感やかゆみ、火傷あとのような熱感などの前触れ・前兆があらわれます。

再発をよく繰り返す人は発症する前触れが自分でわかるようになります。

赤く腫れる

前兆があってから半日ほどすると、その前兆があった場所が赤く腫れてきます。

この時期はウイルスが一番増えている時期です。このときに治療を行うと体の中のウイルスが減るため再発しにくくなり、次に再発しても症状が軽くなります。

水ぶくれ

その後2~3日すると赤く腫れたところに水ぶくれができます。

水ぶくれはさらに数日でやぶれて、中からさらっとした液体がでてきます。

かさぶた

その後、やぶれた水ぶくれは1週間ほどでかさぶたになって自然治癒します。

かさぶたは目立つため見た目は悪くなりますが、無理に取ろうとすると出血します。

前触れからこの自然治癒まではだいたい2週間くらいです。

自然治癒

このように口唇ヘルペスは基本的には自然治癒します。

特に治療をしなくても自然治癒にまかせてもいいです。

しかし、早めに治療をすると治るのも早くなるので、見た目が気になる人は積極的に治療するといいでしょう。

ただ、早く治そうとして水ぶくれを無理に破ると治るのが遅れます。細菌に感染して痕が残ることもあります。

写真・画像

口唇ヘルペスの画像だよ

 >> 初感染の画像 – Dermnet.com

 >> 再発型の画像 – Dermnet.com

Dermnet.comは皮膚科の写真・画像を掲載しているサイトです。専門的で詳細な画像中心です。

口唇ヘルペスの画像がほとんどですが、性器ヘルペスの画像も一部あります。


 >> 口唇ヘルペス – みやけ内科

 >> 顔のヘルペス – みやけ内科

子どもの症例が主ですが、口唇ヘルペスや顔のヘルペスの写真・画像を確認できます。


 >> 口唇ヘルペス – google 検索

 >> 口唇ヘルペス(日本語) – google 検索

グーグルでの写真・画像の検索結果です。

口唇ヘルペスの検査

検査はあまり行われないよ

病院では口唇ヘルペスに対して特別な検査が行われることはありません。

ただ、水ぶくれができている場合には詳細な検査も一応は可能です。水ぶくれの中の液体にいるウイルスを調べます。

他にもウイルスに感染したことがあるかどうかを血液検査で調べることもできます。

口唇ヘルペスかどうかを知りたい人は一度皮膚科でみてもらうといいでしょう。

治療方法

飲み薬と塗り薬で治療

口唇ヘルペスの治療では主に抗ウイルス薬を用いて治療を行います。最も効果的な方法です。

抗ウイルス薬は普通は飲み薬や塗り薬として用いますが、初感染で症状が重い場合には点滴として使うこともあります。

症状がでているときであればいつでも治療は可能ですが、特に症状のではじめのウイルスが増えているときが最も有効です。

逆に神経にかくれているウイルスまでは効果がないため、症状がでていないときには薬を使っても意味がありません。

飲み薬

再発を防ぐ効果

病院で処方されることが多いのが抗ウイルス薬の飲み薬です。

ウイルスの増殖を抑える効果があるため治療には最も効果的です。

ただ、飲み薬の市販薬というのはないので病院に行って治療を受ける必要があります。

また、再発をよく繰り返す人の場合は症状がでていなくても、口唇ヘルペスの前触れの段階で薬を飲むという方法もあります。

早い時期に薬を飲んでおくと症状が軽くなるため回復が早くなります。

さらに、ウイルスの増殖抑える効果があるため再発しにくくなり、もし再発しても症状が軽くなります。

塗り薬

症状が軽い場合に使われる

口唇ヘルペスの治療では抗ウイルス薬の塗り薬も使われます。

主に症状が軽い場合に用いられ、水ぶくれが大きくなるのを防いで治癒を早める効果があります。

再発の心配もあまり無いような場合は飲み薬を使わずに、塗り薬だけのこともあります。

しかし、症状がでている部分にしか効果がないため、再発の予防にはあまり効果はありません。

  • ゾビラックス軟膏
  • アラセナA軟膏
  • ヘルペシア軟膏
  • アクチビア軟膏

また、塗り薬の場合は飲み薬とは異なりこのような薬局で買える薬も存在しています。

ただ、購入ができるのは過去に病院で口唇ヘルペスと診断さたことがある人だけで、薬剤師さんによる確認と薬の説明を受ける必要があります。

再発する理由

免疫力が下がると再発するよ

口唇ヘルペスに一度感染すると体内に抗体がつくられるため、ウイルスは活動することができません。

しかし、なんらかの原因で体の免疫力・抵抗力が弱ると、ウイルスの活動が活発になって再発することがあります。

再発を繰り返す人の場合、平均で年に1~2回くらいの再発しています。

  • 紫外線(日光)
  • 風邪
  • 疲れ・ストレス
  • 生理前
  • 時差
  • けが

再発を引きおこす要因には主にこのようなものがあります。

紫外線

紫外線(日光)を浴びると皮膚の免疫力が低下するため再発しやすくなります。

海やスキーにいくと口唇ヘルペスが2~3日後に必ず再発するような人もいます。

風邪

風邪で熱が出たときにも口唇ヘルペスの再発がみられることがあります。

このときにできる水ぶくれは風邪の華(熱の華)ともいわれています。

疲れ・ストレス

疲れやストレスがたまったり、睡眠不足などが原因で発症することも多いです。

生理前

女性の場合は生理前の女性ホルモンの乱れから免疫力が低下して発症することがあります。

抗がん剤、ステロイド、免疫抑制剤など免疫力を低下させる薬の使用も再発の原因となることがあります。

その他

時差や怪我も体の免疫力がおちるため、再発の原因となることがあります。

再発の予防

健康的な生活が大切

口唇ヘルペスの再発を防ぐには、自分がどのようなときに再発をするのか知っておくことが最も大事です。

そして、再発する原因を防ぐことが一番の再発の予防になります。

  • 規則正しい生活・十分な睡眠
  • ストレス・過労を避ける
  • 適度な運動
  • 栄養バランスのとれた食事
  • 日光に当たり過ぎない

口唇ヘルペスを予防するためにはこのようなことを心がけるといいでしょう。

性病検査キット

自分で検査できるよ

性病検査キットを使うと、自宅で性病検査をすることもできます。

ただ、検査キットは誰にでもオススメできるわけではありません。そのまま病院へいったほうがいい場合もあります。

そして、検査キットにはメリットやデメリットもあります。

性病検査キットの良い点・悪い点のページでは、これらの点について解説していますので、そちらを参考にしてください。

 >> 性病検査キットの良い点・悪い点

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