尖圭コンジローマの検査と治療、使う薬

尖圭コンジローマの治療

尖圭コンジローマの検査、治療についての解説です。

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検査方法

イボを目で見て判断

尖圭コンジローマの診断では、検査が行われることはほとんどありません。尖圭コンジローマかどうかは見ればわかることが多いからです。

お医者さんはイボの見た目、広がり具合で尖圭コンジローマかどうかを判断します。

組織検査

しかし、性器周辺にできるイボは尖圭コンジローマだけではありません。

イボを見ただけでは尖圭コンジローマかどうかを、判断するのが難しいこともたまにあります。このような場合はには組織検査が行われることがあります。

組織検査では局所麻酔を行ってからイボの一部を切り取り、その切り取ったものを検査します。

組織検査は主にイボなどが悪性かどうかを調べる検査ですが、尖圭コンジローマかどうかを判断することも可能です。

遺伝子検査

他には、遺伝子検査でも尖圭コンジローマの診断が可能です

ハイブリッドキャプチャー法では、尖圭コンジローマのウイルスに感染しているかどうかを調べることができます。ウイルス自体の感染がわかるため尖圭コンジローマかどうかが確実にわかります。

PCR法はそれよりもさらに精度の高い検査が可能で、ウイルスの型を判別も可能となります。しかし、ウイルスの型がわかっても、現在のところ治療などで有利になるというものでもありません。

血液検査

尖圭コンジローマは血液検査で調べることはできません。

身体の防御システムである免疫は、尖圭コンジローマのウイルスを見つけることができず、血液中に抗体ができないことが多いからです。抗体がなければ、血液を検査しても感染を発見することはできません。

しかし、梅毒の検査として血液検査を行うことはあります。

梅毒の感染でもイボができることがあり、扁平コンジローマと呼ばれています。この扁平コンジローマの見た目は、尖圭コンジローマとたまに似ていることがあります。

梅毒は簡単な血液検査ですぐに判断できるので、扁平コンジローマの可能性がある場合には、梅毒の検査として血液検査を行うこともあります。

イボの無い人の検査

検査の必要性は低い

尖圭コンジローマは、ウイルスに感染したことによって、性器や肛門周辺にイボができる性病です。

しかし、イボが無い人でも、尖圭コンジローマのウイルスに感染していることがあります。

例えば、尖圭コンジローマになった人のパートナーでは、イボができていなくてもウイルスには感染している可能性が高くなります。ウイルスの感染力が強いからです。

このようなイボの無い人の場合、検査を行うことは普通はありません。

男性では、性器周辺の皮膚を探せばウイルスが見つかる可能性もありますが、通常の検査で発見することはほとんど不可能でしょう。

これに対して女性の場合は、性器周辺の皮膚からウイルスを見つけることは難しいでしょうが、膣の中を調べることによって、尖圭コンジローマのウイルスを発見することが一応は可能です。

しかし、このような検査を行う必要性はほとんどないでしょう。イボができていない人に対してウイルスの感染を調べることは、あまり意味がありません。

ウイルスに感染する人は多いですが、感染しても尖圭コンジローマはできない人がほとんどだからです。

パートナーの検査

このため、通常は性病に感染した場合はパートナーの検査も必要となりますが、尖圭コンジローマではパートナーの検査は必要ありません。

心配なら確認してもらうことは可能ですが、パートナーにも尖圭コンジローマのイボが見つかることは少ないです。

治療方法

いろんな治療法があるよ

尖圭コンジローマにはいろいろな治療方法があります。しかし、必ず完治する治療法や特効薬のようなものは存在していません。

どの方法で治療を行ったとしても、再発しやい、治療期間が長期間になるなど、どの治療法にも欠点があります。

主な治療方法としては凍結療法、イボを焼く方法、ベセルナクリームの3種類があります。

これらの治療方法以外にもメスを使っての切除や、抗がん剤入りの軟膏、ポドフィリンなどが使われることもあります。

どの治療法を選択しても、普通はイボが消えるまでに、数週間以上はかかることが多いです。

これらから治療方法を選択してイボを治していくのですが、いくら治療してもイボが治りにくいこともあります。このような場合には、別の治療方法への変更が必要となります。

また、尖圭コンジローマには様々な治療方法がありますが、治療方法によっては専用の治療機器が必要になることもあるため、採用されている治療方法は病院によって異なります。

抗がん剤の入った軟膏

5-FU軟膏、ブレオS軟膏は、抗がん剤の入った軟膏です。

尖圭コンジローマは癌ではないですが、このような抗がん剤入りの軟膏も効果があります。

しかし、皮膚への刺激が強すぎる、保険がきかないというデメリットがあるためにあまり使われることはありません。

ポドフィリン

ポドフィリンは非常に毒性の強い薬剤です。

治療効果が高く、副作用も少ないというメリットがありますが、毒性が強い、皮膚への刺激が強い、保険がきかないというデメリットがあります。

凍結療法

簡単に行える点が利点

凍結療法は、尖圭コンジローマの治療では最も一般的な方法です。

綿棒に含ませたマイナス196度の液体窒素をイボにくっつけて、イボ周辺のウイルスを死滅させます。

小さなイボ、初期のイボ、広がっていないイボには特に有効です。大きなイボでも治療は可能ですが、電気メスなどでの切除の方が有効です。

凍結療法では、基本的にどこのイボでも治療が可能ですが、尿道の中は綿棒が入らないため凍結療法はできません。

女性では、膣の中のイボに対しても器具を使えば治療は可能ですが、蒸発した液体窒素で見えなくなるために凍結療法は難しいです。

  • 治療費用が安い
  • 出血がない
  • 麻酔が必要ない
  • 簡単

凍結療法は治療費用も安く、簡単だというメリットがあります。電気メスなどのように麻酔の必要が無いというのも優れた点です。

  • 通院を続ける必要がある
  • 治療時に軽い痛みが伴う
  • 治療後もしばらく痛みが残る
  • 再発が比較的多い
  • シミが残ることがまれにある
  • イボが周りに広がることがある
  • イボが厚くなることがある

凍結療法は優れた治療方法ですが、週に1回程度の通院を最低でも数週間以上行う必要があります。治りにくい場合には、数ヶ月以上の長期となることもあります。

治療効果も特に高いとはいえないため、再発が多いというのも欠点です。

また、麻酔を使わないため、治療時に痛みを伴うこともあります。

たまに、この凍結療法がきかずにイボがよけいに大きくなったり、治療によってウイルスがばら撒かれてイボがよけいに広がったりすることもあります。

このように凍結療法が有効でない場合には、他の治療方法に変更することが必要となります。

イボを焼く方法

よく行われる方法だよ

電気メスや炭酸ガスレーザーでイボを焼いたり、除去したりする方法も尖圭コンジローマ治療では非常に有効な方法です。

この方法ではイボを焼くことになるので、焼いた傷口は治るまでに1週間くらいかかります。

大きなイボには非常に有効な方法ですが、あまりに大きい場合はメスを使ったほうがいい場合もあります。

また、炭酸ガスレーザーで周辺の皮膚も焼くことにより、再発をしにくくすることも可能です。

  • 1~2回の治療で治る
  • 出血が少ない
  • 治療時に痛みが無い

イボを焼く方法の治療回数は1回か2回くらいの、短期間で治すことができるというメリットがあります。

また、メスなどで切除するよりも出血が少なくてすみます。

局所麻酔を行うため治療時の痛みもありません。

  • 局所麻酔が必要
  • 治療した痕跡が残ることがある
  • 違和感が残ることがある

イボを焼く方法は痛みがあるために、局所麻酔が必要になります。その場で簡単に行える凍結療法に比べると、準備も必要なため簡便な治療法とはいえません。

また、イボを焼いたあとが残ったり、皮膚が引きつって違和感が残ってしまう可能性もあります。

ベセルナクリーム

手術が必要ないよ

ベセルナクリーム(イミキモドクリーム)は、尖圭コンジローマの塗り薬です。免疫を活性化させて、ウイルスが増えるのを抑えます。

週に3回ベセルナクリームをイボに塗りますが、塗ったままで放置はできません。

6~10時間後には石鹸で洗い流す必要があります。寝る前に塗って朝起きたら洗い流すというやり方が一般的です。

ベセルナクリームは、イボが広い範囲に広がっている場合には特に有効な治療方法です。

  • 手術が必要ない
  • 痕跡が残らない
  • 再発しにくい

ベセルナクリームには手術を必要としないため、治療あとが残らないというメリットがあります。

また、体の免疫力を高めてウイルスを退治するため、再発しにくいというメリットもあります。

  • 効果が弱い
  • 治療に時間がかかる
  • 粘膜には使用できない
  • 副作用がある

ベセルナクリームは効果が弱く、治療を長期間続ける必要があります。イボが消えても塗り続ける必要があり、最低でも2週間~1ヶ月くらいは塗り続けないと再発してしまいます。

また、尿道の入り口より内部、膣の入り口より内部の粘膜にできた尖圭コンジローマに対しては、ベセルナクリームを使うことができません。

そして、塗った部分が赤くなる、腫れる、皮膚がただれる、痛みが出るなどの副作用が出ることが多いです。

副作用が強い場合には一旦治療を中止したり、治療方法を別のものに変更したりすることが必要となる場合もあります。

 >> アルダラクリームジェネリック

こちらは医薬品の個人輸入代行のオオサカ堂さんのHPです。

アルダラクリームはベセルナクリームのアメリカでの名称で、これはそのジェネリック医薬品(後発医薬品)となっています。

1箱に0.75gの袋が3つはいってます。塗り薬は使い捨てなので、1箱で1週間分となります。

このベセルナクリームについては以下のHPが詳しいです。

 >> イミキモド(ベセルナ) | おくすり110番

 >> ベセルナクリーム5% | 持田薬品(PDFファイル)

再発

再発を繰り返すことも多い

尖圭コンジローマは、非常に再発しやすい性病です。

どのような治療方法でも、3ヶ月から半年くらいは再発する可能性があります。

女性では膣の中にも尖圭コンジローマができることがあるため、治療が終了しても数ヶ月は通院して、お医者さんに確認してもらう必要があります。

男性の場合は、自分で確認できるので、再発しない限り通院する必要は特にありません。

また、包茎の人は特に再発しやすいため、再発を繰り返す場合には包茎の治療も検討したほうがいい場合もあります。

上野クリニックでは、包茎の人ができるイボについてメールでの相談も可能です。

 >> 上野クリニック

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