HIV検査の時期 | 1ヶ月での信頼性

HIV検査の時期 1ヶ月での信頼性

HIV検査は3ヶ月から検査が可能となっていますが、実際にはもっと早くから検査ができます。「早く検査したいけれども、検査するタイミングがわからない」という人も多いと思います。

では実際には、2週間・3週間・1ヶ月・2ヶ月での検査では、どのくらいの信頼性があるのか。このページではその点を、様々な情報を元にしてまとめました。

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1.HIV検査の基本的なこと

HIV検査は2段階

2つの検査でHIV感染がわかるよ

HIV検査は血液検査で、2段階の検査でHIV感染を調べます。

最初の検査 スクリーニング検査

最初に行う検査がスクリーニング検査です。

  • 感染の疑いが少しでもある人を探し出す検査
  • 感染していない人を確実にはじく検査
  • この検査で陰性であれば感染していない

しかし、この検査は敏感に反応する検査であるため、感染していないのに陽性となってしまう(偽陽性)こともあります。

このため、別の検査方法を用いて、本当に感染しているのかを調べる確認検査を行う必要があります。

2回目の検査 確認検査

スクリーニング検査で陽性であれば、次に確認検査を行います。

  • スクリーニング検査で陽性であった人を、別の検査方法でもう一度 検査
  • 感染している人を確実に見つけ出すのが目的
  • この検査で陽性であれば感染している

確認検査はスクリーニング検査よりも精密な検査であり、この検査で陽性であれば、HIVに感染していることが判明します。

検査でわかること

つまり、この2つの検査を適切な時期(3ヶ月)に検査をすることで

 スクリーニング検査
  → 陰性なら感染していない(確定)
 確認検査
  → 陽性なら感染している(確定)

ことがわかります。

3つの検査法

実際に行われるHIV検査法

スクリーニング検査は最初に行う検査であり、感染の可能性がある人を確実に探し出す検査となりますが、
このスクリーニング検査として行う検査法は3種類あります。

抗体検査

  • HIV検出の基本となる検査
  • 第3世代検査

抗原抗体検査

  • 現在の主流の検査
  • 第4世代検査
  • 抗原検査と抗体検査を同時に行う
  • 抗体検査より少し早く検査できる

NAT検査

  • 最も早い時期に検査が可能
  • しかし普通はやらない特殊な検査
  • 検査費用が高い

HIV検査では何を調べるか

HIV検査で調べるもの

 RNA  HIVの遺伝子 (NAT検査で検出する)
 抗原  HIVの体の一部分 (p24抗原 HIVそのものと言える)
 抗体  HIVが人体に入るとできる物質 (体内に入ったHIVを阻止するために作られる)

HIV検査では血液検査によって、これらのRNA・抗原・抗体がそれぞれ血液中に存在するかどうかを調べます。

感染の流れ

RNA・抗原・抗体の中で、最初に検査できるようになるのはRNAです。HIVに感染すると血液中でRNAが増加していき、約10日でNAT検査で検出可能となります。

その次に抗原が現れてきます。NAT検査でRNAが検出可能になってから4-10日後に、第4世代検査で検出できるようになります。

さらにその次に出てくるのが抗体であり、抗原に対抗するために人体で作られるようになります。抗原が検出できるようになってから3-5日後に、第3世代検査で検出できるようになります。

ただし、これらは感染の平均的なモデルであり、
実際にどのくらいの日数がかかるかは かなり個人差があり、もっと時間がかかる人もいます。

実際にどのくらいの時期に検査ができるかは、2.検査法ごとの時期まとめ に書いてありますのでそちらを読んでください。

HIV-1・HIV-2

HIVは大きく分けて2つのタイプがあります。

HIV-1

  • 一般的なHIVはこちらのHIV-1というタイプ
  • 世界中に広まっている
  • 日本も含め、世界ではほとんどがこのHIV-1型

日本でHIVといえば、普通はこちらのHIV-1というタイプになります。

HIV-2

  • 西アフリカの一部だけ
  • 感染力が弱い
  • エイズを発症しにくい
  • 日本ではかなり少なく、これまで数例くらい
  • 日本では広まっていない

HIV-2型は日本では珍しいタイプのHIVです。

実際の検査でもHIV-2型については、NAT検査でRNAを検出できず、抗原抗体検査でも抗原を検出することはできません。HIV-2の感染を調べるためには抗体を検出する必要があります。

検査できる場所は3つ

検査する方法は3つあるよ

 保健所     抗体検査・抗原抗体検査
 病院      抗体検査・抗原抗体検査・NAT検査
 郵送検査    抗体検査

日本でHIV検査する場合には、この3つの方法があります。

  • 保健所は無料ですが、毎日やっているわけではありません。
  • 病院は休診日以外は毎日やっていますが、検査費用は一番 高くなります。
  • 郵送検査は自宅で行える検査で、自分の都合のいい時間に行うことができますが、検査費用は有料となります。

一般的には検査は3ヶ月たってから

確実な検査は3ヶ月たってから

HIV検査にはウインドウ期(ウインドウピリオド)という、HIV感染を見つけることができない期間があります。ウインドウ期はHIVの感染初期の段階であり、検査しても必ず陰性(感染していない)となってしまいます。

逆にウインドウ期をすぎてからの検査であれば、感染している人は必ず陽性となるので、感染していることが確実にわかります。

早くやることもできるよ

HIVのウインドウ期は一般的には3ヶ月としている保健所・病院が多いです。それ以降であれば感染していないことが確定します。

(現在では検査技術が進歩しており、一部の保健所や病院などでは2ヶ月で十分としているところもあります。検査法になどによって異なります。)

しかし、この3ヶ月という期間は、検査結果を確実にするために長めにとってあるので、実際にはもっと早く検査することも可能です。早めに検査することは悪いことではなく、不安な人の助けにもなります。

ウインドウ期は人によって異なる

ただ、HIV検査のウインドウ期には個人差があります。かなり早く検出できる人もいますし、逆にかなり時間がかかる人もいます。

これは感染した状況などによって変わってきます。

例えば、体内に侵入したウイルス量が極めて少ない場合などはウインドウ期は長くなります。逆に注射器での感染のように、HIVが血液中に直接入り込むような場合にはウインドウ期は短くなります。

2.検査法ごとの時期まとめ(検査別)

抗体検査(第3世代検査)

基本的な検査だよ

抗体検査は、従来から長く行われている方法で、第3世代検査とも言われています。最も基本的な検査であり、HIV検査の基本となるものです。

HIV検査では、どの検査法を用いたとしても、この検査を行って抗体の存在を必ず調べることになります。

抗原やRNAはエイズ発症までの無症候期では、検査で見つけられないくらいまで減ったりしますが、抗体は一度 作られると体にずっと残り、その人が生きている限り消えることはありません。このため、過去に感染した人であれば、検査をすると必ず陽性になるので、HIVに感染していることの証拠となります。

抗体は抗原の後に出現するので、抗原抗体検査(第4世代検査)に比べると検査できる時期は数日遅れます。

また、抗体が作られるスピードには個人差があります。早く検査できる人もいるし、かなり時間がかかる人もいます。

抗体検査の時期まとめ

1ヶ月での検査も可能

抗体検査のウインドウ期に関する情報のまとめです。

まとめ

  • 抗体検査では普通の人だと3週間ぐらいで抗体が検出が可能になるが、まだ検出できない人もいる。
  • ほとんどの人が4週間(1ヶ月)で検査で抗体検出が可能になるので、4週間ぐらいでかなり信頼のおける検査ができる。4週間で検出できない人は少数。
  • 5週間くらいでで95%くらいの人で正しい結果が得られるようになる。
  • ほとんどの人において6週間くらいまでに抗体が作られる。6週間での検査であればほぼ正確な検査結果が得られるはず。
  • 2ヶ月(8週間)くらいでの検査でほぼ全員で抗体が検出できるようになり、この時期で検出できない人はほとんどいない。
  • 3ヶ月で正確な検査結果が得られる。
  • また、極めてまれに陽性となるまでに6ヶ月かかる人がいるようだが、普通はそのようなことはないので心配する必要はない。

この抗体検査のウインドウ期に関するまとめは、以下の情報を元に作成しました。

  • 感染リスクから1ヶ月以上たっていれば、感染している場合には検査で陽性となる可能性が高いため、検査で陰性であれば感染の可能性はかなり低く、また、2ヶ月以上たって からの検査で陰性であれば、感染の可能性はほとんどないと考えられます。
    ただし、感染経路・ 暴露量の個人差なども考え、より確定的な診断のためには3ヶ月以降の再検査を勧めています。

    エイズ相談マニュアル 2008年 PDF)

  • 1ヶ月で陰性
    感染している可能性は低いが、その可能性は残っている。
    2ヶ月で陰性
    感染している可能性は非常に低い
    3ヶ月で陰性
    感染していないと考えられる

    API-Net エイズ予防情報ネット

  • 検査技術の向上により抗体検査では最短で感染の機会から約1ヶ月で検出が可能になった。
    しかし、人によって感染状況が異なるため、3ヶ月以上たってからの検査が必要。

    横浜市衛生研究所

  • 血液中にHIVの抗体ができるようになるまでに6~8週間かかります(ウィンドウピリオド)。
    8週間以上経過して受けると正確な結果が得られます。

    北海道HIV/AIDS情報

  • 現在のHIV抗体検査では、HIVに感染する機会から多くの場合、1ヶ月程度で抗体が検出されます。

    HIVマップ

  • ほとんどの感染者は、28日程でHIV-1/2に対する抗体が産生されます。

    FORTH WHOより 2016年 )

  • ほとんどの人には、HIV抗体が産生されていても検出できない「ウィンドウ・ピリオド」があり、その期間は通常3週間から6週間です。

    FORTH WHOより 2013年 )

  • 抗体検査で最も早く感染が検出されるのは3週間です。
    HIV感染を検出するための抗体検査に十分な抗体を作るのに3〜12週間(21〜84日)かかります。
    このウインドウ期間中に約97%の人々で抗体が検出することが可能になります。
    (注意 97%というのは20年以上前のデータ。現在では検査法が進歩していることもあり、12週間ともなればほとんど100%のはず。現在では検査した人のうち3%の人が陽性なのに見逃されているということはありえない。)

    アメリカ疾病予防管理センター 英文 )

  • HIVに対する抗体は、第3世代検査では感染後約3〜6週間で検出される。

    Medscape 医学情報サイト 英文 )

  • 第3世代の検査でわかるのは、検査を受ける2〜3ヶ月前のあなたのHIV感染状況です。
    しかし、いくつかの研究は、第3世代検査が2~3ヶ月よりもっと早い時期に、正確な検査結果が得られるかもしれないことを示唆しています。

    HIV i-Base イギリス HIV治療活動組織 2017年 英文 )

  • 多くの人が3〜4週間で抗体検出が可能です。

    THE BODY HIV情報サイト 2016年 英文 )

  • 抗体検査で陽性と判定された人のうち、
    95%もの人がHIVに感染してから34日以内にそう判定されている、ということを調査は示している。

    カナダ公衆衛生局 英文 )

  • 現在の抗体測定のウインドウピリオドを踏まえたうえで、21日後、
    カレンダーで3段降りたところから検出可となると考えてください。

    kensa.biz 医師 2013年 )

  • 抗体検査で陽性となるまでの期間 8週間程度
    安全確保のため献血延期をお願いしている期間 6ヶ月
    (赤十字は血液の完璧な安全のために期間をかなり長めに考えているようです。)

    日本赤十字社 2013年 )

  • 感染していればほとんどの人(約95%)は4-6週間以内に抗体検査で陽性となりますが、残りの約5%の人は陽性になるまでに3ヶ月かかります。
    また、感染から4週間以内だと抗体検査を受けても陰性となってしまうことが多くなります。
    (正確な検査結果のためには)感染リスクのあった日から少なくとも4-6週間は待つ必要があります。

    HIV i-Base イギリス HIV治療活動組織 2011年 英文 )

  • 第3世代検査 最短22日

    エイズ治療・研究開発センター

  • Buschら(1995)の研究によれば、ウインドウ期間(HIVに感染した人の90%で検査結果が陽性になるまでの期間)は抗体検査が25日、抗原が19日、RNA検査が14日と報告されている。

    第20回日本エイズ学会シンポジウム記録 2007年 PDF )

  • 通常は抗体の検出で陽性化までをウインドウ期と言っている。抗体が できるまでの平均は22日であり、4日から41日の間に陽性化するものが95%で ある。
    (注意 抗体検査で最短4日というのはあまりに早すぎるので、性行為での感染では4日で検査ができることはありえないでしょう。)

    よくわかるエイズ関連用語集 広島大学病院エイズ医療対策室 2017年 PDF )

  • 急性感染期を過ぎると抗体が産生される。 早い例では10-14日後、平均では3週間、8週間後の無症候期にはほぼ全例で抗 体が検出できる。

    よくわかるエイズ関連用語集 広島大学病院エイズ医療対策室 2017年 PDF )

  • その著者も免疫機能が始めから劣っていない限り感染から3ヶ月以内に陽性になると記述しています。100%と理解していいと思います。

    JustAnswer医療 2014年 )

  • 抗体検査は3ヶ月後には確定しますので、90日での陰性結果であれば、感染していないことは確定的です。

    The AIDS Vancouver Online Helpline カナダ HIV/エイズ支援団体 2015年 英文 )

抗原抗体検査(第4世代検査)

主流の検査方法だよ

抗原抗体検査は、抗体に加えて、抗原(p24抗原)も同時に検出する検査法です。第4世代検査とも言われます。

この抗原抗体検査が、抗体検査より優れているところは、抗体検査よりも早い時期に検査できるところです。抗原は抗体よりも5日から1週間ぐらい早く出現するため、それだけ早く検査できます。

抗原は検査できなくなる

ただし、抗原を検出できるのは一時的です。抗体が出現しはじめると、抗体の働きによって急激に減っていき、そのうち抗原は検査では検出できなくなります。

しかし、そのころには抗体は十分に検出できるようになっているので、抗原抗体検査(または抗体検査)で問題なく検査できます。

また、珍しいタイプのHIV-2型というHIVもあるのですが、HIV-2型の抗原については、抗原抗体検査でも調べることができません。

日本ではHIV-2に感染する人はこれまでに数例くらいで、かなり少ないのであまり心配する必要はないですが、感染が無いわけでもないです。(HIV-2型の抗体は調べられるので、ウィンドウ期を過ぎてからの検査であれば検出できます。)

抗原抗体検査の時期まとめ

抗体検査よりも早く検査が可能

抗原抗体検査のウインドウ期に関する情報のまとめです。

まとめ

  • 極めて早い人では1週間から10日ぐらいで検出できることもあるようだ。
    (ただし、このような早すぎる時期での検査はあまり正確ではないだろう。)
  • 早ければ2週間ぐらいから検査ができないことはなく、わりと信頼できる結果が得られるようだ。どうしても早めに検査をしたい人は2週間ぐらいから検討するといいだろう。
    (それでも、2週間ぐらいから検査ができるというだけであり、この時期だと感染しているのに陰性となってしまう人もまだいるだろう。)
  • 抗原抗体検査では、普通だと3週間ぐらいから検査可能といえるようだ。この時期でだいたい正確な検査結果が得られそう。それでもまだ検出できない人もまだまだいるはず。
    (後日もう一度検査をするつもりなら、ある程度信頼できる結果が得られる3週間くらいで最初の検査をしてもいいのだろう。)
  • 4週間でほぼ正確な検査結果を得ることができ、95%の人で正しい検査結果が得られる。それでも検査で検出できない人も少しいる。
    (病院などでも4週間ぐらいで検査できると記載しているところがある。しかし、実際には4週間でも見逃される人が少し存在するので、2-3ヶ月後の再検査はしたほうがいい。)
  • 2ヶ月で正確な検査が可能で、この時期で検出できない人はほとんどいない。
  • 3ヶ月ならさらに正確な検査となるが、普通は2ヶ月での検査結果と同じ結果がでるだけだろう。

この抗原抗体検査のウインドウ期に関するまとめは、以下の情報を元に作成しました。

  • 抗原検査では、HIVの一部分であるHIV抗原(P24)を検出するので、抗体検査(1ヶ月もしくは4週間)のみであった時よりも更に1週間早く、感染を確認することができます。

    HIVマップ

  • 第4世代検査によるp24抗原の検出は、第3世代検査(感染後 約3〜6週間)と比較して4.4-4.8日を短縮する。

    Medscape 医学情報サイト 英文 )

  • すべての人ではないが、ほとんどの人が感染後2〜6週間(13〜42日)で、感染を正確に検出するための十分な抗原と抗体が存在するようになる。

    アメリカ疾病予防管理センター 英文 )

  • 第4世代検査では、感染の機会から4週間後にHIVに感染した大部分の人を検出できる。
    つまり、感染の機会から4週間後にこの検査を行い、検査結果が陰性であればHIVに感染してない可能性が高い。

    イギリス保健省 2014年 英文 PDF )

  • 英国のガイドラインでは、第4世代のHIV検査(抗原/抗体)は、感染から4週間後では感染の95%を検出すると述べています。
    残りの5%の人も感染から3ヶ月以内で抗体ができるので、3カ月では99.99%以上の感染を検出できるようになります。
    英国では、第4世代抗原抗体検査は感染リスクのあった日の3〜4週間後から使用することができます。

    HIV i-Base イギリス HIV治療活動組織 2017年 英文 )

  • p24抗原検査は、HIV感染後平均10〜14日でp24抗原を検出することができるようになります。
    しかし、この抗原を調べる検査には欠点があり、感染すると約3〜4週間でp24抗原のレベル(水準 抗原の量)が最大となるのですが、
    普通は5〜6週間後(時にはそれよりもっと早く)では検出できなくなるということです。
    (このため、HIV検査では抗原だけでなく、抗体も同時に検査する抗原抗体検査として行われている。)

    カナダ公衆衛生局 英文 )

  • HIVエイズスクリーニングの至適な時期、つまりp24の確実な出現時期を、『最短で12日目、確実なのは13日目、さらに石橋をたたいて、15日目。』という考えで、臨床(診察)を行っています。

    kensa.biz 医師 2013年 )

  • 感染からたった1週間後で陽性となる人も一部にはいるし、逆に1ヶ月以上かかる人もいる。
    しかし、ほとんどの人はp-24抗原について約15日間で陽性となる。
    しかし、(時間がたちすぎると)検査した時点で十分なp-24抗原が存在しない可能性もあるため、検査では抗体も同時に検出することで、より正確な検査を行っている。

    HIV i-Base イギリス HIV治療活動組織 英文 )

  • 第4世代 最短17日

    エイズ治療・研究開発センター

  • 最近ではウ インドウピリオド短縮のために抗体+抗原によ る第 4 世代のスクリーニングキットが広く使わ れ,
    感染後 2~3 週間で陽性が判明するようになっ た。

    日本内科学会雑誌第98巻第11号 2009年 PDF )

  • Buschら(1995)の研究によれば、ウインドウ期間(HIVに感染した人の90%で検査結果が陽性になるまでの期間)は抗体検査が25日、抗原が19日、RNA検査が14日と報告されている。

    第20回日本エイズ学会シンポジウム記録 2007年 PDF )

  • 近年著しい進歩を遂げ,現在では HIV-1/2 抗体と HIV-1 抗原の同時検出が可能な,いわゆる第 4 世代検査が一般的に使用されている。
    その結果,HIV に感染してから検査が陽性になるまでの期間(ウインドウ期)が以前よりかなり短縮され,人により異なるが,平均 20 日程度になっている。

    日本エイズ学会誌 2011年 )

抗原検査と抗原抗体検査の違い

数日くらい早く検査ができるよ

抗原抗体検査は抗体検査に比べて、数日早く検査できるという点で優れています。

しかし、感染の機会からかなり時間が過ぎて、抗体が十分に作られるぐらいの日数がたっていると、抗原は検出できなくなり、抗体しか検出できなくなります。

なので、どちらの検査も同じ抗体だけ検出することになって違いはなくなり、その時点では同じ検査を行っていることになります。

  • 第 3 世代試薬と第 4 世代試薬の間のウインドウ期は数日程度の差であり、ウインドウ期のことを理解していれば、いずれを使用しても大きな違いはありません。

    エイズ相談マニュアル 2008年 PDF)

  • 抗原検査では、HIVの一部分であるHIV抗原(P24)を検出するので、抗体検査(1ヶ月もしくは4週間)のみであった時よりも更に1週間早く、感染を確認することができます。

    HIVマップ

  • 第4世代検査によるp24抗原の検出は、第3世代検査(感染後 約3〜6週間)と比較して4.4-4.8日を短縮する。

    Medscape 医学情報サイト 英文 )

NAT検査(核酸増幅法検査)

普通はやらない検査だよ

NAT検査は、HIVの遺伝子(RNA)の存在を確認する検査法です。極めて正確な検査を行うことができます。

しかし、抗体検査や抗原抗体検査とは違って特殊な検査であり、HIVに感染しているかどうかを調べる最初の検査(スクリーニング検査)として、普通はやらないし、やる必要もありません。

それでも、何らかの症状があり、それがHIV感染の初期症状の可能性が高い場合に行うことがあります。もしくはスクリーニング検査で陽性だった場合の確認検査として、NAT検査を行うこともあります。

最も早い時期に検査できるが・・・

NAT検査は、最も早い時期にできる検査法となっています。

それでも検査できる時期としても、抗原抗体検査より数日 早く検査結果がわかるだけです。そのくらいの違いしかありません。

NAT検査の結果がでるまでには1週間くらいかかるので、NAT検査の結果がでる頃には、普通は抗原抗体検査が可能となっているはずです。

検査費用が高いよ

NAT検査の一番のデメリットは、費用がかなり高いことです。(逆に抗体検査や抗原抗体検査は安く、簡単で、信頼性も高いです。)

さらに、NAT検査だけを行うことはなく、抗体検査なども同時に行う必要があります。普通だと検査費用として全部で2万円ぐらいかかるでしょう。

HIV-2は検査できない

NATでも検査できるのはHIV-1だけです。HIV-2の検査はできません。しかし、通常はNAT検査と同時に抗体検査なども行うので、特に問題はありません。

NAT検査はおすすめできない

優れた点もあるNAT検査ですが、デメリットも多く、今のところは一般的な検査とはなっていません。かなり特殊な検査であり、どうしても受けたいという人以外はおすすめできません。

通常はNAT検査を行う必要はまったく無く、抗体検査または抗原抗体検査で十分です。

NAT検査の時期まとめ

かなり早い時期から検査が可能

NAT検査のウインドウ期に関する情報のまとめです。

まとめ

  • 早い人では7日ぐらいから検査が可能。
    (ただし、7日では正確な検査結果が得られない可能性の方が高いだろう。)
  • 普通だと11日ぐらいから検査が可能なようだ。
  • 2週間でかなり正しい検査結果が得られる。
  • 4-6週間ならほぼ確実だろうが、その時期になると抗原抗体検査ができるので、NAT検査をする意味がほとんどないだろう。

このNAT検査のウインドウ期に関するまとめは、以下の情報を元に作成しました。

  • 感染の機会から9-11日経過すると血中にウイルスが出現するので、
    11日目以降(2週間目からと説明する場合もあります)NATによるHIV-1遺伝子の検出が可能となり、最もウィンドーピリオドが短い検査法となっています。

    HIVマップ

  • NATは、通常 感染の初期段階において正確であり、全員ではないが、ほとんどの人において、感染後1〜4週間(7〜28日)で、NATで検出するのに十分なHIVが血液中に存在するようになる。

    アメリカ疾病予防管理センター 英文 )

  • NAT検査は、HIV感染後7〜14日後にHIV RNAを早期に検出することができます。(カナダ)

    カナダ公衆衛生局 英文 )

  • (抗原抗体検査に比べて)NATはより正確です。感染から約2週間以上経過すると、HIV陽性率はほぼ100%となります。

    MedHelp 医療コミュニティサイト 2011年 )

  • NATで陽性となるまでの期間 6週間程度(赤十字)
    (赤十字は血液の安全のために、完璧を求めてNAT検査の最大としてこれくらいというのを想定しているのでしょう。RNAは抗体の2週間ぐらい前に現れるので、抗体が8週間(2か月くらい)で検出できるとするとRNAは6週間くらいで検出できるという計算もできます。)

    日本赤十字社 2013年 )

  • NATは初期での感染を調べるために使われていますが、これは通常、感染後2-4週間です。ただし、HIV感染を確定するには3ヶ月の抗体検査が必要です。

    THE BODY HIV情報サイト 2016年 英文 )

  • NAT 約2週間

    エイズ治療・研究開発センター

  • Buschら(1995)の研究によれば、ウインドウ期間(HIVに感染した人の90%で検査結果が陽性になるまでの期間)は抗体検査が25日、抗原検査が19日、RNA検査が14日と報告されている。(日本エイズ学会)

    第20回日本エイズ学会シンポジウム記録 2007年 PDF )

  • 大阪医療センターでは、感染の可能性があった日からおよそ2週間~2ヵ月までの方を対象に、
    通常のHIV検査(抗体または抗原)に加え、HIV遺伝子の検出が可能なPCR検査(NAT検査)を有料・事前予約制で行っています。

    大阪エイズ情報NOW

  • 正確な結果を得るためにはリスクのあった時点から14日以降 結果通知9日程度

    太融寺町谷口医院

  • 心配行為より12日の経過があればHIV-1型の感染がほぼ判明する 結果通知に要する時間 3-5日

    関内マリンクリニック

  • N感染機会から9-11日経過していれば信頼のおける検査結果が得られます 結果報告 3-5日後

    アルファクリニック

  • 思い当たる行為から14日後

    あおぞらクリニック

  • 感染機会から2週間経過で検査可能 1週間で結果報告

    山の手クリニック

  • NAT 2週間以上2ヶ月未満

    東京ステーションクリニック

3.いつから検査できるか?(時期別)

時期ごと

検査時期で分類

ここでは 2.検査法ごとの時期まとめ(検査別)で集めた情報を元にして、時期別に分けてまとめました。
(各検査法についてや、時期の詳細についてもっと知りたい人は 2.検査法ごとの時期まとめ(検査別)を見て下さい。)


 1週間
 2週間
 3週間
 1か月
 2か月
 3か月
 最短

これらの時点でどの検査が、どれくらい正確にできるのかをまとめてあります。

1週間

まとめ

  • NAT検査 早い人では7日ぐらいから検査が可能。(ただし、7日では正確な検査結果が得られない可能性の方が高いだろう。)
  • NAT検査 普通だと11日ぐらいから検査が可能なようだ。

この1週間でのHIV検査に関するまとめは、以下の情報を元に作成しました。

1週間 NAT検査

  • NATは、通常 感染の初期段階において正確であり、全員ではないが、ほとんどの人において、感染後1〜4週間(7〜28日)で、NATで検出するのに十分なHIVが血液中に存在するようになる。

    アメリカ疾病予防管理センター 英文 )

  • NAT検査は、HIV感染後7〜14日後にHIV RNAを早期に検出することができます。

    カナダ公衆衛生局 英文 )

  • 感染の機会から9-11日経過すると血中にウイルスが出現するので、11日目以降(2週間目からと説明する場合もあります)NATによるHIV-1遺伝子の検出が可能となり、最もウィンドーピリオドが短い検査法となっています。

    HIVマップ

2週間

まとめ

  • 抗原抗体検査 極めて早い人では1週間から10日ぐらいで検出できることもあるようだ。
    (ただし、このような早すぎる時期での検査はあまり正確ではないだろう。)
  • 抗原抗体検査 早ければ2週間ぐらいから検査ができないことはなく、
    わりと信頼できる結果が得られるようだ。どうしても早めに検査をしたい人は2週間ぐらいから検討するといいだろう。
    (それでも、2週間ぐらいから検査ができるというだけであり、この時期だと感染しているのに陰性となってしまう人もまだいるだろう。)
  • NAT検査 普通だと11日ぐらいから検査が可能なようだ。
  • NAT検査 2週間でかなり正しい検査結果が得られる。

この2週間でのHIV検査に関するまとめは、以下の情報を元に作成しました。

2週間 抗原抗体検査

  • p24抗原検査は、HIV感染後平均10〜14日でp24抗原を検出することができるようになります。
    しかし、この抗原を調べる検査には欠点があり、感染すると約3〜4週間でp24抗原のレベル(水準 抗原の量)が最大となるのですが、
    普通は5〜6週間後(時にはそれよりもっと早く)では検出できなくなるということです。
    (このため、HIV検査では抗原だけでなく、抗体も同時に検査する抗原抗体検査として行われている。)

    カナダ公衆衛生局 英文 )

  • HIVエイズスクリーニングの至適な時期、つまりp24の確実な出現時期を、『最短で12日目、確実なのは13日目、さらに石橋をたたいて、15日目。』という考えで、臨床(診察)を行っています。

    kensa.biz 医師 2013年 )

  • すべての人ではないが、ほとんどの人が感染後2〜6週間(13〜42日)で、感染を正確に検出するための十分な抗原と抗体が存在するようになる。

    アメリカ疾病予防管理センター 英文 )

  • 感染からたった1週間後で陽性となる人も一部にはいるし、逆に1ヶ月以上かかる人もいる。
    しかし、ほとんどの人はp-24抗原について約15日間で陽性となる。
    しかし、検査した時点で十分なp-24抗原が存在しない可能性もあるため、
    検査では抗体も同時に検出することで、より正確な検査を行っている。

    HIV i-Base イギリス HIV治療活動組織 英文 )

  • 第4世代 最短17日

    エイズ治療・研究開発センター

  • 第4世代検査によるp24抗原の検出は、第3世代検査(感染後 約3〜6週間)と比較して4.4-4.8日を短縮する。

    Medscape 医学情報サイト 英文 )

2週間 NAT

  • 感染の機会から9-11日経過すると血中にウイルスが出現するので、11日目以降(2週間目からと説明する場合もあります)NATによるHIV-1遺伝子の検出が可能となり、最もウィンドーピリオドが短い検査法となっています。

    HIVマップ

  • NATは、通常 感染の初期段階において正確であり、全員ではないが、ほとんどの人において、感染後1〜4週間(7〜28日)で、NATで検出するのに十分なHIVが血液中に存在するようになる。

    アメリカ疾病予防管理センター 英文 )

  • NAT検査は、HIV感染後7〜14日後にHIV RNAを早期に検出することができます。

    カナダ公衆衛生局 英文 )

  • (抗原抗体検査に比べて)NATはより正確です。感染から約2週間以上経過すると、HIV陽性率はほぼ100%となります。

    MedHelp 医療コミュニティサイト 2011年 )

  • NATは初期での感染を調べるために使われていますが、これは通常、感染後2-4週間です。

    THE BODY HIV情報サイト 2016年 英文 )

  • NAT 約2週間

    エイズ治療・研究開発センター

  • Buschら(1995)の研究によれば、ウインドウ期間(HIVに感染した人の90%で検査結果が陽性になるまでの期間)は抗体検査が25日、抗原検査が19日、RNA検査が14日と報告されている。

    第20回日本エイズ学会シンポジウム記録 2007年 PDF )

3週間

まとめ

  • 抗体検査 普通の人だと3週間ぐらいで抗体が検出が可能になるが、まだ検出できない人もいる。
  • 抗原抗体検査 普通だと3週間ぐらいから検査可能といえるようだ。この時期でだいたい正確な検査結果が得られそう。それでもまだ検出できない人もまだまだいるはず。
    (後日もう一度検査をするつもりなら、ある程度信頼できる結果が得られる3週間くらいで最初の検査をしてもいいのだろう。)

この3週間でのHIV検査に関するまとめは、以下の情報を元に作成しました。

抗体検査 3週間

  • ほとんどの人には、HIV抗体が産生されていても検出できない「ウィンドウ・ピリオド」があり、その期間は通常3週間から6週間です。

    FORTH WHOより 2013年 )

  • 抗体検査で最も早く感染が検出されるのは3週間です。

    アメリカ疾病予防管理センター 英文 )

  • HIVに対する抗体は、第3世代検査では感染後約3〜6週間で検出される。

    Medscape 医学情報サイト 英文 )

  • 多くの人が3〜4週間で抗体検出が可能です。

    THE BODY HIV情報サイト 2016年 英文 )

  • 現在の抗体測定のウインドウピリオドを踏まえたうえで、21日後、
    カレンダーで3段降りたところから検出可となると考えてください。

    kensa.biz 医師 2013年 )

  • 第3世代検査 最短22日

    エイズ治療・研究開発センター

  • 通常は抗体の検出で陽性化までをウインドウ期と言っている。抗体が できるまでの平均は22日であり、4日から41日の間に陽性化するものが95%で ある。
    (注意 抗体検査で最短4日というのはあまりに早すぎるので、性行為での感染では4日で検査ができることはありえないでしょう。)

    よくわかるエイズ関連用語集 広島大学病院エイズ医療対策室 2017年 PDF )

3週間 抗原抗体検査

  • 抗原検査では、HIVの一部分であるHIV抗原(P24)を検出するので、抗体検査(1か月もしくは4週間)のみであった時よりも更に1週間早く、感染を確認することができます。

    HIVマップ

  • 英国では、第4世代抗原/抗体検査は感染リスクのあった日の3〜4週間後から使用することができます。

    HIV i-Base イギリス HIV治療活動組織 2017年 英文 )

  • 最近ではウインドウピリオド短縮のために抗体+抗原によ る第 4 世代のスクリーニングキットが広く使われ,感染後 2~3 週間で陽性が判明するようになっ た。

    日本内科学会雑誌第98巻第11号 2009年 PDF )

  • p24抗原検査は、HIV感染後平均10〜14日でp24抗原を検出することができるようになります。
    しかし、この抗原を調べる検査には欠点があり、感染すると約3〜4週間でp24抗原のレベル(水準 抗原の量)が最大となるのですが、普通は5〜6週間後(時にはそれよりもっと早く)では検出できなくなるということです。
    (このため、HIV検査では抗原だけでなく、抗体も同時に検査する抗原抗体検査として行われている。)

    The AIDS Vancouver Online Helpline カナダ HIV/エイズ支援団体 2015年 英文 )

  • Buschら(1995)の研究によれば、ウインドウ期間(HIVに感染した人の90%で検査結果が陽性になるまでの期間)は抗体検査が25日、抗原が19日、RNA検査が14日と報告されている。

    第20回日本エイズ学会シンポジウム記録 2007年 PDF )

  • 近年著しい進歩を遂げ,現在では HIV-1/2 抗体と HIV-1 抗原 の同時検出が可能な,いわゆる第 4 世代検査が一般的に使用されている。その結果,HIV に感染してか ら検査が陽性になるまでの期間(ウインドウ期)が以前よりかなり短縮され,人により異なるが,平均 20 日程度に なっている。

    日本エイズ学会誌 2011年 )

1か月(4週間)

まとめ

  • 抗体検査 ほとんどの人が4週間(1か月)で検査で抗体検出が可能になるので、4週間ぐらいでかなり信頼のおける検査ができる。4週間で検出できない人は少数。
  • 抗体検査 5週間くらいでで95%くらいの人で正しい結果が得られるようになる。
  • 抗体検査 ほとんどの人において6週間くらいまでに抗体が作られる。6週間での検査であればほぼ正確な検査結果が得られるはず。
  • 抗原抗体検査 4週間でほぼ正確な検査結果を得ることができ、95%の人で正しい検査結果が得られる。それでも検査で検出できない人も少しいる。
    (病院などでも4週間ぐらいで検査できると記載しているところがある。
     しかし、実際には4週間でも見逃される人が少し存在するので、2-3か月後の再検査はしたほうがいい。)
  • NAT検査 4-6週間ならほぼ確実だろうが、その時期になると抗原抗体検査ができるので、NAT検査をする意味がほとんどないだろう。

この1か月(4週間)でのHIV検査に関するまとめは、以下の情報を元に作成しました。

1か月(4週間) 抗体検査

  • 感染リスクから1か月以上たっていれば、感染している場合には検査で陽性となる 可能性が高いため、検査で陰性であれば感染の可能性はかなり低い

    エイズ相談マニュアル 2008年 PDF)

  • 1か月での陰性
    感染している可能性は低いが、その可能性は残っている。

    API-Net エイズ予防情報ネット

  • 検査技術の向上により抗体検査では最短で感染の機会から約1か月で検出が可能になった。

    横浜市衛生研究所

  • 現在のHIV抗体検査では、HIVに感染する機会から多くの場合、1ヶ月程度で抗体が検出されます。

    HIVマップ

  • ほとんどの感染者は、28日程でHIV-1/2に対する抗体が産生されます。

    FORTH WHOより 2016年 )

  • 抗体検査で陽性と判定された人のうち、95%もの人がHIVに感染してから34日以内にそう判定されている、ということを調査は示している。

    カナダ公衆衛生局 英文 )

  • 感染していればほとんどの人(約95%)は4-6週間以内に抗体検査で陽性となるが、残りの約5%の人は陽性になるまでに3か月かかります。
    また、感染から4週間以内だと抗体検査を受けても陰性となってしまうことが多くなります。
    (正確な検査結果のためには)感染リスクのあった日から少なくとも4-6週間は待つ必要があります。

    HIV i-Base イギリス HIV治療活動組織 2011年 英文 )

  • Buschら(1995)の研究によれば、ウインドウ期間(HIVに感染した人の90%で検査結果が陽性になるまでの期間)は抗体検査が25日、抗原が19日、RNA検査が14日と報告されている。

    第20回日本エイズ学会シンポジウム記録 2007年 PDF )

  • HIVに対する抗体は、第3世代検査では感染後約3〜6週間で検出される。

    Medscape 医学情報サイト 英文 )

1か月(4週間) 抗原抗体検査

  • 第4世代検査では、感染の機会から4週間後にHIVに感染した大部分の人を検出できる。
    つまり、感染の機会から4週間後にこの検査を行い、検査結果が陰性であればHIVに感染してない可能性が高い。

    イギリス保健省 2014年 英文 PDF )

  • 英国では、第4世代抗原/抗体検査は感染リスクのあった日の3〜4週間後から使用することができます。

    HIV i-Base イギリス HIV治療活動組織 2017年 英文 )

  • p24抗原検査は、HIV感染後平均10〜14日でp24抗原を検出することができるようになります。
    しかし、この抗原を調べる検査には欠点があり、感染すると約3〜4週間でp24抗原のレベル(水準 抗原の量)が最大となるのですが、
    普通は5〜6週間後(時にはそれよりもっと早く)では検出できなくなるということです。
    (このため、HIV検査では抗原だけでなく、抗体も同時に検査する抗原抗体検査として行われている。)

    カナダ公衆衛生局 英文 )

  • すべての人ではないが、ほとんどの人が感染後2〜6週間(13〜42日)で、感染を正確に検出するための十分な抗原と抗体が存在するようになる。

    アメリカ疾病予防管理センター 英文 )

1か月(4週間) NAT

  • NATは、通常 感染の初期段階において正確であり、全員ではないが、ほとんどの人において、感染後1〜4週間(7〜28日)で、NATで検出するのに十分なHIVが血液中に存在するようになる。

    アメリカ疾病予防管理センター 英文 )

  • NATは初期での感染を調べるために使われていますが、これは通常、感染後2-4週間です。ただし、HIV感染を確定するには3か月の抗体検査が必要です。

    THE BODY HIV情報サイト 2016年 英文 )

  • NATで陽性となるまでの期間 6週間程度(赤十字)
    (赤十字は血液の安全のために、完璧を求めてNAT検査の最大としてこれくらいというのを想定しているのでしょう。RNAは抗体の2週間ぐらい前に現れるので、抗体が8週間(2か月くらい)で検出できるとするとRNAは6週間くらいで検出できるという計算もできます。)

    日本赤十字社 2013年 )

2か月

まとめ

  • 抗体検査 2か月(8週間)くらいでの検査でほぼ全員で抗体が検出できるようになり、この時期で検出できない人はほとんどいない。
  • 抗原抗体検査 2か月で正確な検査が可能で、この時期で検出できない人はほとんどいない。

この2か月(8週間)でのHIV検査に関するまとめは、以下の情報を元に作成しました。

2か月(8週間) 抗体検査(及び抗原抗体検査)

  • また、2か月以上たって からの検査で陰性であれば、感染の可能性はほとんどないと考えられます。

    エイズ相談マニュアル 2008年 PDF)

  • 2か月で陰性
    感染している可能性は非常に低い

    API-Net エイズ予防情報ネット

  • 抗体検査で陽性と判定された人のうち、95%もの人がHIVに感染してから34日以内にそう判定されている、ということを調査は示している。

    The AIDS Vancouver Online Helpline カナダ HIV/エイズ支援団体 2015年 英文 )

  • HIVに対する抗体は、第3世代検査では感染後約3〜6週間で検出される。

    Medscape 医学情報サイト 英文 )

  • 血液中にHIVの抗体ができるようになるまでに6~8週間かかります(ウィンドウピリオド)。
    8週間以上経過して受けると正確な結果が得られます。

    北海道HIV/AIDS情報

  • 感染していればほとんどの人(約95%)は4-6週間以内に抗体検査で陽性となるが、残りの約5%の人は陽性になるまでに3か月かかります。
    また、感染から4週間以内だと抗体検査を受けても陰性となってしまうことが多くなります。
    (正確な検査結果のためには)感染リスクのあった日から少なくとも4-6週間は待つ必要があります。

    HIV i-Base イギリス HIV治療活動組織 2011年 英文 )

  • 抗体検査で陽性となるまでの期間 8週間程度(日本赤十字)

    日本赤十字社 2013年 )

  • 第3世代の検査でわかるのは、検査を受ける2〜3か月前のあなたのHIV感染状況です。
    しかし、いくつかの研究は、第3世代検査が2~3か月よりもっと早い時期に正確な検査結果が得られるかもしれないことを示唆しています。

    HIV i-Base イギリス HIV治療活動組織 2017年 英文 )

2か月 抗原抗体検査

  • すべての人ではないが、ほとんどの人が感染後2〜6週間(13〜42日)で、感染を正確に検出するための十分な抗原と抗体が存在するようになる。

    アメリカ疾病予防管理センター 英文 )

  • p24抗原検査は、HIV感染後平均10〜14日でp24抗原を検出することができるようになります。
    しかし、この抗原を調べる検査には欠点があり、感染すると約3〜4週間でp24抗原のレベル(水準 抗原の量)が最大となるのですが、普通は5〜6週間後(時にはそれよりもっと早く)では検出できなくなるということです。
    (このため、HIV検査では抗原だけでなく、抗体も同時に検査する抗原抗体検査として行われている。)

    The AIDS Vancouver Online Helpline カナダ HIV/エイズ支援団体 2015年 英文 )

3か月

まとめ

  • 抗体検査 3か月で正確な検査結果が得られる。
    (また、極めてまれに陽性となるまでに6か月かかる人がいるようだが、普通はそのようなことはないので心配する必要はない。)
  • 抗原抗体検査 3か月ならさらに正確な検査となるが、普通は2か月での検査結果と同じ結果がでるだけだろう。

この3か月でのHIV検査に関するまとめは、以下の情報を元に作成しました。

3か月 抗体検査(及び抗原抗体検査)

  • 3か月で陰性
    感染していないと考えられる

    API-Net エイズ予防情報ネット

  • HIV感染を検出するための抗体検査に十分な抗体を作るのに3〜12週間(21〜84日)かかります。
    このウインドウ期間中に約97%の人々で抗体が検出することが可能になります。
    (注意 97%というのは20年以上前のデータ。現在では検査方法は進歩していることもあり、12週間ともなればほとんど100%のはず。現在では検査した人のうち3%の人が陽性なのに見逃されているということはありえない。)

    アメリカ疾病予防管理センター 英文 )

  • 第3世代の検査でわかるのは、検査を受ける2〜3か月前のあなたのHIV感染状況です。
    しかし、いくつかの研究は、第3世代検査が2~3か月よりもっと早い時期に正確な検査結果が得られるかもしれないことを示唆しています。

    HIV i-Base イギリス HIV治療活動組織 2017年 英文 )

  • 感染していればほとんどの人(約95%)は4-6週間以内に抗体検査で陽性となるが、残りの約5%の人は陽性になるまでに3か月かかります。
    また、感染から4週間以内だと抗体検査を受けても陰性となってしまうことが多くなります。
    (正確な検査結果のためには)感染リスクのあった日から少なくとも4-6週間は待つ必要があります。

    HIV i-Base イギリス HIV治療活動組織 2011年 英文 )

  • (抗体検査では)その著者も免疫機能が始めから劣っていない限り感染から3ヶ月以内に陽性になると記述しています。100%と理解していいと思います。

    JustAnswer医療 2014年 )

  • 抗体検査は3ヶ月後には確定しますので、90日での陰性結果であれば、感染していないことは確定的です。

    The AIDS Vancouver Online Helpline カナダ HIV/エイズ支援団体 2015年 英文 )

3か月 抗原抗体検査

  • 英国のガイドラインでは、第4世代のHIV検査(抗原/抗体)は、感染から4週間後では感染の95%を検出すると述べています。
    残りの5%の人も感染から3か月以内で抗体ができるので、3カ月では99.99%以上の感染を検出できるようになります。
    英国では、第4世代抗原/抗体検査は感染リスクのあった日の3〜4週間後から使用することができます。

    HIV i-Base イギリス HIV治療活動組織 2017年 英文 )

最短ではいつから検査できるか?

早めの検査もできるよ

これまでの情報を元にして、最短ではどれくらいで検査できるのかをまとめました。

最短である程度は正確な検査ができるようになるまで

抗体検査
3週間(抗体検査は3週間目ぐらいから可能だが、この時期ではまだ検出できない人もいるだろう)

抗原抗体検査
2週間(抗原抗体検査は2週間目ぐらいから可能で、この時期から検出できるようになる人が多いが、まだ早い人もいるだろう)

NAT検査
1週間(1週間ぐらいで検出できるようになる人もいる)

最短でかなり正確な検査ができるようになるまで

抗体検査
4週間(ほとんどの人は4週間までに抗体が作られる)

抗原抗体検査
3週間(抗原は抗体より5日くらい早く増えるので、3週間ちょっとぐらいでほとんどの人で抗原を検出できるのだろう)

NAT
11-12日(11-12日ぐらいから検査が可能となる)

最短でほぼ正確な検査ができるようになるまで

抗体検査
2か月(2か月であれば感染している可能性はほとんどない)

抗原抗体検査
2か月(2か月であれば感染している可能性はほとんどない)

NAT
2週間(2週間でほぼ正確な検査結果が得られる)

4.検査できる場所ごとの時期(場所別)

ここでは 2.検査法ごとの時期まとめ(検査別)で集めた情報を元にして、時期別に分けてまとめました。
(各検査法についてや、時期の詳細についてもっと知りたい人は 2.検査法ごとの時期まとめ(検査別)を見て下さい。)

☆ 正確な検査結果が得られる
◎ ほとんど大丈夫だが、一応3か月での再検査をしたほうがいいかもしれない
〇 かなり正確だが、少し早い人もいる
△ この時期から検査できる
× まだ検査するに早すぎる

保健所

2週間

× 抗体検査
まだ無理

△ 抗原抗体検査
早ければ2週間ぐらいから検査ができないことはなく、わりと信頼できる結果が得られるようだ。どうしても早めに検査をしたい人は2週間ぐらいから検討するといいだろう。
(それでも、2週間ぐらいから検査ができるというだけであり、この時期だと感染しているのに陰性となってしまう人もまだいるだろう。)

3週間

△ 抗体検査
抗体検査では普通の人だと3週間ぐらいで抗体が検出が可能になるが、まだ検出できない人もいる。

△ 抗原抗体検査
抗原抗体検査では、普通だと3週間ぐらいから検査可能といえるようだ。この時期でだいたい正確な検査結果が得られそう。それでもまだ検出できない人もまだまだいるはず。
(後日もう一度検査をするつもりなら、ある程度信頼できる結果が得られる3週間くらいで最初の検査をしてもいいのだろう。)

1か月(4週間)

〇 抗体検査 
ほとんどの人が4週間(1か月)で検査で抗体検出が可能になるので、4週間ぐらいでかなり信頼のおける検査ができる。4週間で検出できない人は少数。
5週間くらいでで95%くらいの人で正しい結果が得られるようになる。

〇 抗原抗体検査
4週間でほぼ正確な検査結果を得ることができ、95%の人で正しい検査結果が得られる。それでも検査で検出できない人も少しいる。
(病院などでも4週間ぐらいで検査できると記載しているところがある。しかし、実際には4週間でも見逃される人が少し存在するので、2-3か月後の再検査はしたほうがいい。)

2か月

◎ 抗体検査
ほとんどの人において6週間くらいまでに抗体が作られる。6週間での検査であればほぼ正確な検査結果が得られるはず。
2か月(8週間)くらいでの検査でほぼ全員で抗体が検出できるようになり、この時期で検出できない人はほとんどいない。

◎☆ 抗原抗体検査
2か月で正確な検査が可能で、この時期で検出できない人はほとんどいない。

3か月

☆ 抗体検査
3か月で正確な検査結果が得られる。
(極めてまれに陽性となるまでに6か月かかる人がいるようだが、普通はそのようなことはないので心配する必要はない。)

☆ 抗原抗体検査
3か月ならさらに正確な検査となるが、普通は2か月での検査結果と同じ結果がでるだけだろう。
(極めてまれに陽性となるまでに6か月かかる人がいるようだが、普通はそのようなことはないので心配する必要はない。)

☆ 正確な検査結果が得られる
◎ ほとんど大丈夫だが、一応3か月での再検査をしたほうがいいかもしれない
〇 かなり正確だが、少し早い人もいる
△ この時期から検査できる
× まだ検査するに早すぎる

病院

2週間

× 抗体検査
まだ無理

△ 抗原抗体検査
早ければ2週間ぐらいから検査ができないことはなく、わりと信頼できる結果が得られるようだ。どうしても早めに検査をしたい人は2週間ぐらいから検討するといいだろう。
(それでも、2週間ぐらいから検査ができるというだけであり、この時期だと感染しているのに陰性となってしまう人もまだいるだろう。)

〇 NAT検査
普通だと11日ぐらいから検査が可能なようだ。
2週間でかなり正しい検査結果が得られる。

3週間

△ 抗体検査
抗体検査では普通の人だと3週間ぐらいで抗体が検出が可能になるが、まだ検出できない人もいる。

△ 抗原抗体検査
抗原抗体検査では、普通だと3週間ぐらいから検査可能といえるようだ。この時期でだいたい正確な検査結果が得られそう。それでもまだ検出できない人もまだまだいるはず。
(後日もう一度検査をするつもりなら、ある程度信頼できる結果が得られる3週間くらいで最初の検査をしてもいいのだろう。)

〇 NAT検査
2週間でかなり正しい検査結果が得られるので、3週間ならもっと正確だろう。

1か月(4週間)

〇 抗体検査 
ほとんどの人が4週間(1か月)で検査で抗体検出が可能になるので、4週間ぐらいでかなり信頼のおける検査ができる。4週間で検出できない人は少数。
5週間くらいでで95%くらいの人で正しい結果が得られるようになる。

〇 抗原抗体検査
4週間でほぼ正確な検査結果を得ることができ、95%の人で正しい検査結果が得られる。それでも検査で検出できない人も少しいる。
(病院などでも4週間ぐらいで検査できると記載しているところがある。しかし、実際には4週間でも見逃される人が少し存在するので、2-3か月後の再検査はしたほうがいい。)

☆ NAT検査
4-6週間ならほぼ確実だろうが、その時期になると抗原抗体検査ができるので、NAT検査をする意味がほとんどないだろう。

2か月

◎ 抗体検査
ほとんどの人において6週間くらいまでに抗体が作られる。6週間での検査であればほぼ正確な検査結果が得られるはず。
2か月(8週間)くらいでの検査でほぼ全員で抗体が検出できるようになり、この時期で検出できない人はほとんどいない。

◎☆ 抗原抗体検査
2か月で正確な検査が可能で、この時期で検出できない人はほとんどいない。

3か月

☆ 抗体検査
3か月で正確な検査結果が得られる。
(極めてまれに陽性となるまでに6か月かかる人がいるようだが、普通はそのようなことはないので心配する必要はない。)

☆ 抗原抗体検査
3か月ならさらに正確な検査となるが、普通は2か月での検査結果と同じ結果がでるだけだろう。
(極めてまれに陽性となるまでに6か月かかる人がいるようだが、普通はそのようなことはないので心配する必要はない。)

☆ 正確な検査結果が得られる
◎ ほとんど大丈夫だが、一応3か月での再検査をしたほうがいいかもしれない
〇 かなり正確だが、少し早い人もいる
△ この時期から検査できる
× まだ検査するに早すぎる

郵送検査キット

2週間

× 抗体検査
まだ無理

3週間

△ 抗体検査
抗体検査では普通の人だと3週間ぐらいで抗体が検出が可能になるが、まだ検出できない人もいる。

1か月(4週間)

〇 抗体検査
ほとんどの人が4週間(1か月)で検査で抗体検出が可能になるので、4週間ぐらいでかなり信頼のおける検査ができる。4週間で検出できない人は少数。
5週間くらいでで95%くらいの人で正しい結果が得られるようになる。

2か月

◎ 抗体検査
ほとんどの人において6週間くらいまでに抗体が作られる。6週間での検査であればほぼ正確な検査結果が得られるはず。
2か月(8週間)くらいでの検査でほぼ全員で抗体が検出できるようになり、この時期で検出できない人はほとんどいない。

3か月

☆ 抗体検査
3か月で正確な検査結果が得られる。
(極めてまれに陽性となるまでに6か月かかる人がいるようだが、普通はそのようなことはないので心配する必要はない。)

☆ 正確な検査結果が得られる
◎ ほとんど大丈夫だが、一応3か月での再検査をしたほうがいいかもしれない
〇 かなり正確だが、少し早い人もいる
△ この時期から検査できる
× まだ検査するに早すぎる

場所と時期の一覧

2週間

保健所・病院

× 抗体検査
まだ無理

△ 抗原抗体検査
早ければ2週間ぐらいから検査ができないことはなく、わりと信頼できる結果が得られるようだ。どうしても早めに検査をしたい人は2週間ぐらいから検討するといいだろう。
(それでも、2週間ぐらいから検査ができるというだけであり、この時期だと感染しているのに陰性となってしまう人もまだいるだろう。)

病院

○ NAT検査
普通だと11日ぐらいから検査が可能なようだ。
2週間でかなり正しい検査結果が得られる。

郵送検査キット

× 抗体検査
まだ無理

3週間

保健所・病院

△ 抗体検査
抗体検査では普通の人だと3週間ぐらいで抗体が検出が可能になるが、まだ検出できない人もいる。

△ 抗原抗体検査
抗原抗体検査では、普通だと3週間ぐらいから検査可能といえるようだ。この時期でだいたい正確な検査結果が得られそう。それでもまだ検出できない人もまだまだいるはず。
(後日もう一度検査をするつもりなら、ある程度信頼できる結果が得られる3週間くらいで最初の検査をしてもいいのだろう。)

病院

○ NAT検査
2週間でかなり正しい検査結果が得られるので、3週間ならもっと正確だろう。

郵送検査キット

△ 抗体検査
抗体検査では普通の人だと3週間ぐらいで抗体が検出が可能になるが、まだ検出できない人もいる。

1か月(4週間)

保健所・病院

○ 抗体検査 
ほとんどの人が4週間(1か月)で検査で抗体検出が可能になるので、4週間ぐらいでかなり信頼のおける検査ができる。4週間で検出できない人は少数。
5週間くらいでで95%くらいの人で正しい結果が得られるようになる。

〇 抗原抗体検査
4週間でほぼ正確な検査結果を得ることができ、95%の人で正しい検査結果が得られる。それでも検査で検出できない人も少しいる。
(病院などでも4週間ぐらいで検査できると記載しているところがある。しかし、実際には4週間でも見逃される人が少し存在するので、2-3か月後の再検査はしたほうがいい。)

病院

☆ NAT検査
4-6週間ならほぼ確実だろうが、その時期になると抗原抗体検査ができるので、NAT検査をする意味がほとんどないだろう。

郵送検査キット

○ 抗体検査
ほとんどの人が4週間(1か月)で検査で抗体検出が可能になるので、4週間ぐらいでかなり信頼のおける検査ができる。4週間で検出できない人は少数。
5週間くらいでで95%くらいの人で正しい結果が得られるようになる。

2か月

保健所・病院

◎ 抗体検査
ほとんどの人において6週間くらいまでに抗体が作られる。6週間での検査であればほぼ正確な検査結果が得られるはず。
2か月(8週間)くらいでの検査でほぼ全員で抗体が検出できるようになり、この時期で検出できない人はほとんどいない。

◎☆ 抗原抗体検査
2か月で正確な検査が可能で、この時期で検出できない人はほとんどいない。

郵送検査キット

◎ 抗体検査
ほとんどの人において6週間くらいまでに抗体が作られる。6週間での検査であればほぼ正確な検査結果が得られるはず。
2か月(8週間)くらいでの検査でほぼ全員で抗体が検出できるようになり、この時期で検出できない人はほとんどいない。

3か月

保健所・病院

☆ 抗体検査
3か月で正確な検査結果が得られる。
(極めてまれに陽性となるまでに6か月かかる人がいるようだが、普通はそのようなことはないので心配する必要はない。)

☆ 抗原抗体検査
3か月ならさらに正確な検査となるが、普通は2か月での検査結果と同じ結果がでるだけだろう。
(極めてまれに陽性となるまでに6か月かかる人がいるようだが、普通はそのようなことはないので心配する必要はない。)

郵送検査キット

☆ 抗体検査
3か月で正確な検査結果が得られる。
(極めてまれに陽性となるまでに6か月かかる人がいるようだが、普通はそのようなことはないので心配する必要はない。)

☆ 正確な検査結果が得られる
◎ ほとんど大丈夫だが、一応3か月での再検査をしたほうがいいかもしれない
〇 かなり正確だが、少し早い人もいる
△ この時期から検査できる
× まだ検査するに早すぎる

5.検査はどの時期でどのくらい信頼できるか?

ここでは 2.検査法ごとの時期まとめ(検査別)で集めた情報を元にして、検査の信頼性についてわかりやすいものをまとめました。
(各検査法についてや、時期の詳細についてもっと知りたい人は 2.検査法ごとの時期まとめ(検査別)を見て下さい。)

抗体検査

抗体検査の信頼性について

  • 抗体検査で陽性と判定された人のうち、95%もの人がHIVに感染してから34日以内にそう判定されている、ということを調査は示している。

    カナダ公衆衛生局 英文 )

  • 感染していればほとんどの人(約95%)は4-6週間以内に抗体検査で陽性となるが、残りの約5%の人は陽性になるまでに3か月かかります。
    また、感染から4週間以内だと抗体検査を受けても陰性となってしまうことが多くなります。
    (正確な検査結果のためには)感染リスクのあった日から少なくとも4-6週間は待つ必要があります。

    HIV i-Base イギリス HIV治療活動組織 2011年 英文 )

  • 4日から41日の間に陽性化するものが95%で ある。
    (注意 抗体検査で最短4日というのはあまりに早すぎるので、性行為での感染では4日で検査ができることはありえないでしょう。)

    よくわかるエイズ関連用語集 広島大学病院エイズ医療対策室 2017年 PDF )

  • Buschら(1995)の研究によれば、ウインドウ期間(HIVに感染した人の90%で検査結果が陽性になるまでの期間)は抗体検査が25日、抗原が19日、RNA検査が14日と報告されている。

    第20回日本エイズ学会シンポジウム記録 2007年 PDF )

  • (抗体検査では)その著者も免疫機能が始めから劣っていない限り感染から3ヶ月以内に陽性になると記述しています。100%と理解していいと思います。

    JustAnswer医療 2014年 )

  • 抗体検査は3ヶ月後には確定しますので、90日での陰性結果であれば、感染していないことは確定的です。

    カナダ公衆衛生局 英文 )

  • 感染リスクから1か月以上たっていれば、感染している場合には検査で陽性となる 可能性が高いため、検査で陰性であれば感染の可能性はかなり低く、また、2か月以上たって からの検査で陰性であれば、感染の可能性はほとんどないと考えられます。

    エイズ相談マニュアル 2008年 PDF)

  • 1か月
    陰性 感染している可能性は低いが、その可能性は残っている。
    2か月
    感染している可能性は非常に低い
    3か月
    感染していないと考えられる

    エイズ相談マニュアル 2008年 PDF)

  • 8週間以上経過して受けると正確な結果が得られます。

    北海道HIV/AIDS情報

  • 現在のHIV抗体検査では、HIVに感染する機会から多くの場合、1ヶ月程度で抗体が検出されます。

    HIVマップ

  • ほとんどの人は28日くらいで抗体が産出される

    FORTH WHOより 2016年 )

  • 多くの人が3〜4週間で抗体検出が可能です。

    THE BODY HIV情報サイト 2016年 英文 )

抗原抗体検査

抗原抗体検査の信頼性について

  • 英国のガイドラインでは、第4世代のHIV検査(抗原/抗体)は、感染から4週間後では感染の95%を検出すると述べています。
    残りの5%の人も感染から3か月以内で抗体ができるので、3カ月では99.99%以上の感染を検出できるようになります。

    HIV i-Base イギリス HIV治療活動組織 2017年 英文 )

  • すべての人ではないが、ほとんどの人が感染後2〜6週間(13〜42日)で、感染を正確に検出するための十分な抗原と抗体が存在するようになる。

    アメリカ疾病予防管理センター 英文 )

  • 第4世代検査では、感染の機会から4週間後にHIVに感染した大部分の人を検出できる。
    つまり、感染の機会から4週間後にこの検査を行い、検査結果が陰性であればHIVに感染してない可能性が高い。

    イギリス保健省 2014年 英文 PDF )

  • 感染からたった1週間後で陽性となる人も一部にはいるし、逆に1か月以上かかる人もいる。
    しかし、ほとんどの人はp-24抗原について約15日間で陽性となる。
    しかし、(時間が立ちすぎると)検査した時点で十分なp-24抗原が存在しない可能性もあるため、
    検査では抗体も同時に検出することで、より正確な検査を行っている。

    HIV i-Base イギリス HIV治療活動組織 英文 )

NAT検査

NAT検査の信頼性について

  • (抗原抗体検査に比べて)NATはより正確です。感染から約2週間以上経過すると、HIV陽性率はほぼ100%となります。

    MedHelp 医療コミュニティサイト 2011年 )

  • NATは、通常 感染の初期段階において正確であり、全員ではないが、ほとんどの人において、感染後1〜4週間(7〜28日)で、NATで検出するのに十分なHIVが血液中に存在するようになる。

    アメリカ疾病予防管理センター 英文 )

6.極めてまれに6か月

6か月まで陽性とならないこともある?

普通は3か月で十分

抗体は通常は3か月以内に出現しますが、極めてまれに6か月までかかることがあります。

しかし、このことをあまり心配する必要はありません。普通の人であれば6か月もかかることはないからです。

それでも3か月では心配だというのであれば、6か月でもう一度 検査すればいいでしょう。

  • 3ヶ月というウインドウ期は、ほとんどの人にとって適切です。
    しかし、非常に、非常にまれに(すなわち、今までにほんの数例だけ)、人が抗体を産生するために6ヶ月かかることがあります。

    THE BODY HIV情報サイト 2016年 英文 )

  • いくつかの珍しい例外があり、感染リスクのあった日から6か月で再検査する必要があるかもしれません:
    – 体の免疫システムに重度の障害を有する人は、HIV抗体の発生に時間がかかることがあります。
    – 曝露後予防(PEP)を受けた人々。
    (PEPとは、HIVに感染した可能性のある人に、72時間以内に抗HIV薬の投薬を開始して感染を予防する方法です。
    抗HIV薬を使うことでHIVの増加を抑えるため、検査では検出できなくなります。)

    カナダ公衆衛生局 英文 )

7.偽陽性

感染していないのに陽性

陽性になりやすい検査だよ

最初に行うスクリーニング検査では、偽陽性となることもあります。偽陽性とは、感染していないにもかかわらず、検査では陽性となってしまうことです。

特に即日検査(迅速検査)では通常検査に比べて、偽陽性が出やすいです。
(即日検査は簡易キットを用いてその日に検査結果がでる検査方法、通常検査は検査機関で確認検査までまとめて行う検査方法)

この偽陽性というものは、感染者がいないグループを検査しても一定の割合で発生するので、HIV感染者の少ない日本では相対的に偽陽性が多くなってしまいます。

スクリーニング検査で陽性の場合には、確認検査を行うことになるのですが、もし偽陽性だったとしても、確認検査の正確さは100%と考えていいので問題ありません。HIV検査全体としては、正しい検査結果が必ず得られるようになっています。

  • 肯定的なテスト結果は、常に異なるタイプのテストを使用して日常的に確認する必要があります。
    確認検査として使用する場合、これは100%に近い精度です。

    HIV i-Base イギリス HIV治療活動組織 2017年 英文 )

  • 陽性結果を確認するために使用する場合、ウェスタンブロット検査は100%正確です。
    (ウエスタンブロット検査とは確認検査で行う検査法)

    HIV i-Base イギリス HIV治療活動組織 2011年 英文 )

性病検査キット

自分で検査できるよ

性病検査キットを使うと、自宅で性病検査をすることもできます。

ただ、検査キットは誰にでもオススメできるわけではありません。そのまま病院へいったほうがいい場合もあります。

そして、検査キットにはメリットやデメリットもあります。

性病検査キットの良い点・悪い点のページでは、これらの点について解説していますので、そちらを参考にしてください。

 >> 性病検査キットの良い点・悪い点

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